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金属加工の松本興産、タイに車部品新工場 日系の生産拡大対応

2012/3/20 0:58
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 金属加工の松本興産(埼玉県小鹿野町、松本直樹社長)は3億円を投じてタイに新工場を建設し、12月、自動車部品などの生産を始める。現在は国内の本社工場だけで生産しているが、完成車メーカーや部品メーカーが海外生産を拡大するのに合わせて、現地生産を開始。需要を取り込む。

 すでにタイのチョンブリ県に現地法人を設立した。資本金は2000万バーツ(約5400万円)で工場の延べ床面積は2400平方メートル。

 同社は複雑な形状のものも加工できるコンピューター数値制御(CNC)自動旋盤の技術に強みを持ち、24時間稼働が特徴。タイの工場でも切削機20台のほか、研磨機や測定器を備え、24時間稼働とする。従業員は40~50人程度で始め、3年後には80人程度にまで引き上げる計画。

 タイに進出する日系の自動車部品メーカーに、無段変速機(CVT)向け部品やエンジン部品向けに製造するほか、コンプレッサー(圧縮機)向けやエアコン向け部品も手掛ける計画。年間1200万個の生産を見込み、3年後にはタイでの売り上げで6億円を見込む。

 生産した部品はそのまま部品メーカーに納めるほか、別の会社に表面処理などを依頼した後、納入することもある。「タイには日系の表面加工企業が既に進出しており、発注がしやすい」(松本社長)ことも進出の決め手となった。

 自動車の完成車メーカーや部品メーカーの間では、人件費の圧縮や物流コストの低減のために、東南アジアへの生産移管が進む。タイへ生産拠点を設けることで、新たな需要を取り込みたい考えだ。

 材料となる金属はタイに進出している日系会社のほか、タイ現地メーカーからも仕入れる計画。国内工場では「医療向けなど、より生産技術の求められる付加価値の高い製品にシフトしていく」(松本社長)考え。同社の2012年9月期の単独売上高は前期比5%増の20億円を見込む。

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松本直樹、自動車部品、車部品、金属加工

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