アジアBiz・「共産党員の宗教信仰は禁止」 中国の党幹部が論文

2011/12/21付
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 【北京=森安健】中国共産党員は宗教を信仰することはできない――。中国共産党で民族問題、宗教問題などを統括する中央統一戦線工作部の朱維群常務副部長は党理論誌「求是」の最新号にこう題した論文を掲載した。「近年、宗教活動に参加したり、宗教界の指導者と個人的な関係を持ったりする党員は増えており、信教を『解禁』すべきだという声がある」とした上で「党員が宗教を信仰してはならないという原則は一貫しており、少しも変わっていない」と断言。党の基盤であるマルクス主義唯物論と相いれないと主張した。

 朱氏は、もし党員の宗教活動を認めれば「観念論と唯物論」「有神論と無神論」など矛盾する世界観が党内に併存することになり、思想的、理論的に「党が分裂しかねない」と指摘した。宗教を信じる党員は党の指導と宗教組織の指導を受けることになり、党の一体性を維持できなくなるとした。そのうえで党員が党員としての立場を利用して違法な宗教活動を擁護するのであれば「その人物は党を去らなければならない」と力説した。

 中国は信仰の自由を保障しており、誰もが宗教を信じる権利はあるとしながらも「自主的に中国共産党に入党を志願する市民は、マルクス主義唯物論の世界観を受け入れ、いかなる宗教も信仰しないと選択したことを意味する」と述べた。

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