衝突エネルギー、世界最大 欧州研究機関で成功
宇宙誕生の謎解明に期待

2010/3/30付
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東大などが担当する素粒子検出器「アトラス」=アトラス研究チーム提供
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東大などが担当する素粒子検出器「アトラス」=アトラス研究チーム提供

 欧州合同原子核研究機関(CERN)は30日、ジュネーブにある世界最大の大型加速器で陽子を加速し、世界最高のエネルギーで衝突させることに成功した。今後、衝突実験を続け、宇宙誕生直後の極めて高いエネルギー状態を再現する。物質に質量がある理由や宇宙誕生の謎の解明など、ノーベル賞級の成果が期待されている。

 装置は大型ハドロン衝突型加速器(LHC)と呼ばれ、1周27キロメートルのリング内で陽子同士を衝突させる。衝突エネルギーを世界最高の7兆電子ボルト(電子ボルトはエネルギーの単位)まで上げることに成功した。2013年には装置上限の14兆電子ボルトに上げる計画だ。

 「質量の起源」と呼ばれる未知の素粒子「ヒッグス粒子」の発見などを目指す。衝突実験には東京大学や高エネルギー加速器研究機構など日本の研究者も参加。素粒子検出器「アトラス」を担当している。

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