阪急阪神ホテルズ社長が辞任表明 「お客様裏切った」
「偽装と受けとめられても仕方ない」

2013/10/28付
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 阪急阪神ホテルズ(大阪市)の出崎弘社長は28日夜、大阪市内で記者会見し、一連のメニュー虚偽表示問題の責任を取って辞任する考えを示した。「阪急阪神ブランド全体の信頼失墜を招いた責任の重さにかんがみて決めた」と説明した。辞任は11月1日付。後任は29日の取締役会で選出する。

メニュー虚偽表示問題を巡る記者会見で辞任を表明した阪急阪神ホテルズの出崎弘社長(28日、大阪市北区)
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メニュー虚偽表示問題を巡る記者会見で辞任を表明した阪急阪神ホテルズの出崎弘社長(28日、大阪市北区)

 会見で出崎社長は「お客様への裏切り行為にほかならず、表示を誤ったという範囲を超えている」と謝罪。「偽装と受けとめられても仕方がない」と述べた。同時に「悪意をもってお客様をだまそうという事実はなかった」との見解を改めて示した。

 出崎社長によると、24日の会見後の再調査の結果、一般ネギを九条ネギとして提供していたケースで、食材の変更を購買担当者がメニューを考案するサービス担当者に伝えていたことが新たに判明。サービス担当者は「メーンの原材料の変更ではない」と判断し、メニュー名を変えていなかった。

 また、バナメイエビを芝エビとして提供していたケースでも「不適切な表示があった」と認めた。一方、豚肉の産地が実際と異なっていたケースでは「仕入れ業者が産地が異なることをホテル側に伝えていなかった」と釈明した。

 出崎社長は問題公表から2日後の24日に初めて記者会見し、「従業員が意図的に表示を偽って利益を得ようとした事実はない。偽装ではなく誤表示」との見解を表明していた。

 一方で「従業員が本音で回答したかつかめていない」などとし、「手作り」としながら既製品のチョコソースを使用したり、バナメイエビを芝エビと表示したりした6メニューについて、再調査する意向を表明。出崎社長自らが25日以降、調理担当者ら22人から直接、聞き取って経緯などを調べていた。

 同社のメニュー虚偽表示問題を巡っては、運営するホテルのレストランなど23店舗の47メニューで、表示とは異なる食材を提供していたことが判明。提供期間は最長約7年間、利用客は約7万9千人に及んだ。28日午前9時までに、1万494人に対し、2263万円を返金したという。

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