自殺、きっかけの出来事から平均7年5カ月 NPO調査

2013/3/1付
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 過労や事業不振、子育ての悩みなど、自殺のきっかけとなった出来事から死亡するまでの平均期間が7年5カ月であることが、NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」の調査で分かった。約5割の人が死亡する1カ月前に病院などに相談していたが、自殺を防げなかったことも明らかになった。

 ライフリンクは2007年7月~12年10月、自殺した523人の遺族に聞き取り調査を実施。うつ病や家族間の不和、職場環境の変化、負債など自殺までに起きた出来事を69項目のリスク事案に整理し、きっかけの出来事から自殺までの期間や経路を分析した。

 自殺に至るまで平均で3.9個のリスク事案が発生。47.5%が自殺1カ月前に精神科や学校などで相談していた。

 自殺までの平均期間を職業別にみると「自ら起業した自営業者」と「学生」が最も短く4年で、「正社員と公務員」の6年3カ月、「事業継承した自営業者」の7年が続いた。

 正社員と公務員では、配置転換や昇進など職場環境の変化がきっかけとなったケースが25%あった。また10~29歳の女性の67%が過去に自殺未遂歴を持っていた。

 ライフリンク代表の清水康之さんは「職業、性別によって自殺に追い込まれるプロセスは異なる。自治体の対策立案に役立ててほしい」と話している。

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