ブタ体内でヒトの膵臓作成 東大などiPS細胞で研究

2010/12/17付
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 東京大学と明治大学の研究チームは来年から、ヒトの新型万能細胞(iPS細胞)を使ってブタの体内でヒトの膵臓(すいぞう)を作る研究に本格着手する。将来的には血糖値を調整するインスリンを膵臓でうまく生産できない糖尿病患者などに移植でき、治療に使える臓器の再生を目指す。

 東京大の中内啓光教授が17日、文部科学省の生命倫理・安全に関する専門委員会で明らかにした。研究チームは既に、遺伝子改変で生まれつき膵臓を持たないようにしたブタを作製。その胎児が母親の子宮にいる時にヒトのiPS細胞を入れ、胎児の体内でヒトの膵臓を作らせる計画だ。

 いずれは膵臓を持たないブタの受精卵にヒトのiPS細胞を入れて育て、ヒトの膵臓を再生する方法を実現したい考え。現在はヒトの細胞が混ざった動物の受精卵を胎内に戻して育てることは禁じられているため、まず胎児を使って膵臓を作る計画を進める。

 「膵臓以外の臓器などにヒトの細胞が混じらないか、豚由来のウイルスが影響しないかなどを注意深く調べる」(中内教授)としている。

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