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東北沖の地下でマントルから水噴出 東日本大震災の引き金か

2014/1/18付
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 東日本大震災の震源に近い東北沖で、地震の際に地下深くのマントルから海中に水が噴き出した可能性があるとする研究結果を、東京大大気海洋研究所のチームが英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表した。

 地震を起こした2つのプレート(岩板)の境界を伝ったとみられ、チームの佐野有司東大教授(地球化学)は「水の流れがプレートを動きやすくさせ、大地震の引き金になった可能性もある」と話している。

 チームは大震災発生から1カ月後と3カ月後、日本海溝近くで水深約1800~5700メートルの海水を採取。水に含まれるヘリウムの放射性同位体の比率を、地震前に採取していた海水と比較した。地震後の海水は軽いヘリウム3の比率が1~3%高くなっていた。

 チームは、通常の海水よりもヘリウム3の比率が高いマントル中の水が上昇し、海中に噴出した痕跡だと結論づけた。

 大震災は日本列島が乗る陸側プレートと、下に沈み込む海側プレートが大きくずれて起きたことが分かっている。〔共同〕

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