一般刑法犯の再犯率過去最悪 11年43・8%、犯罪白書

2012/11/16付
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 2011年の1年間に、交通事故などをのぞく一般刑法犯の再犯率が過去最悪の43.8%だったことが16日に閣議報告された「12年版犯罪白書」で分かった。一般刑法犯の検挙件数は30万5951人で7年連続で減少したものの、65歳以上の高齢者では増加していた。

 一般刑法犯の再犯率は1997年以降、15年連続で悪化している。初犯者が前年比1万3099人減だったのに対し、再犯者は同3890人減にとどまったため再犯率を押し上げた。

 11年1年間の警察による刑法犯の認知件数は、前年比5.8%減の213万9725件で、03年以降、9年連続で減少した。98万6068万人が検挙され、検挙率は前年比0.3ポイント増の54.2%。

 検挙数が各世代で減少する中、65歳以上の高齢者は前年比475人増の4万8637人だった。白書をまとめた法務総合研究所の担当者は「人口全体で高齢化が進むのに加え、家族との死別による孤独や、収入の少なさなどが高齢者の犯罪を引き起こす要因として考えられる」と分析する。

 認知件数を罪名別にみると、窃盗が53.0%と最も多く、次いで自動車運転過失致死傷等(30.8%)、器物損壊(6.9%)、横領(2.4%)など。

 罪名別データがある65歳以上の統計では、暴行罪が92年の49.5倍、傷害罪が8.7倍に増加。粗暴犯の増加傾向が著しい。

 今回の白書では治安に関する認識の調査を4年ぶりに実施。2139人の回答者のうち32.9%が「良い」と答え、前回調査より14.5ポイント上昇した。

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