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俳優の三国連太郎さんが死去 「飢餓海峡」など主演

2013/4/15付
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 「飢餓海峡」「釣りバカ日誌」「神々の深き欲望」など数々の映画に主演し、気迫と風格のある骨太な演技で幅広く活躍した俳優の三国連太郎(みくに・れんたろう、本名=佐藤政雄=さとう・まさお)さんが死去した。90歳だった。

 群馬県太田市生まれ。1951年に「善魔」の新聞記者役でデビュー。この作品での役名をそのまま芸名とした。

 「大いなる旅路」(60年)の鉄道員役で各種の主演男優賞を獲得、俳優としての地位を固めた。「飢餓海峡」(65年)では殺人犯の男を熱演し、ブラジルのサッシー賞最優秀主演男優賞を受けるなど海外でも高い評価を得た。その後、「神々の深き欲望」(68年)などに出演した。

「釣りバカ日誌」で出番を待つ三国連太郎さん(2009年、北海道標茶町)
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「釣りバカ日誌」で出番を待つ三国連太郎さん(2009年、北海道標茶町)

 「利休」(89年)、「息子」(91年)、「三たびの海峡」(95年)で3度、日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。88年に始まった人気シリーズ「釣りバカ日誌」では軽妙な演技も見せ、日本を代表する実力派俳優との評価を確立した。

 親鸞研究をライフワークとし、長編小説「白い道」を執筆。87年には自らメガホンを取り「親鸞・白い道」として映画化し、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。

 長男の佐藤浩市さんとも「人間の約束」(86年)と「美味しんぼ」(96年)で共演。93年勲四等旭日小綬章を受章した。

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