成人の日を含む3連休の最終日を迎えた14日、太平洋側で発達した低気圧の影響で、関東甲信地方の広い範囲が雪と強風に見舞われた。航空便の欠航や鉄道の運休など交通機関が乱れ、自動車のスリップ事故や歩行者の転倒も多く発生。雪が降りしきる厳しい冷え込みのなか、着物姿の新成人らが各地で式典に臨んだ。東京都心などでは15日も強風や冷え込みが続く見通しで、気象庁は路面凍結などに警戒を呼びかけている。
JR東日本によると、上越新幹線は東京―新潟間の上下2本が運休。積雪で線路の切り替え装置が作動せず、車両が東京都内の車庫を出発できなくなった。東北、長野両新幹線は、雪や倒れた竹の撤去作業で一部運行が遅れた。在来線もJRの中央、京浜東北や小田急の各線などで一時、運転を見合わせた。
JR東京駅の切符売り場では、新幹線の指定席券を求める客らが殺到。連休で都内の音楽公演や博物館巡りを楽しんだ石川県津幡町の会社員女性(54)は「この程度の雪で混乱するなんて」と、雪の影響を受けやすい首都交通網の脆弱さにあきれた様子だった。
中日本高速道路会社は山梨、長野両県や神奈川県の一部区間で高速道の通行止めを実施。対象区間は長野自動車道岡谷インターチェンジ(IC)―安曇野IC、中央自動車道甲府昭和IC―伊北IC、新湘南バイパス藤沢IC―茅ケ崎海岸ICなど。首都高速道路も都心を中心に大半の入り口を閉鎖した。
日本航空や全日空は、羽田発着などの国内線計500便以上を欠航した。
東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で雪により転倒するなどしてけがをした人は少なくとも262人に上った。
東京電力によると、雪の重みで断線するなどして、一時1都5県の約2万6千戸が停電した。
気象庁によると、千葉県銚子市では、最大瞬間風速が1月の同市としては観測史上最大の38.5メートルを記録。低気圧は発達しながら本州の南岸を東北東に移動。東京都心などの降雪は14日夜にやみ、15日は晴れ間がのぞくものの、強風や冷え込みが続く見通しという。
全日空、JR東日本、中日本高速道路、日本航空、小田急
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