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悪質交通事故を厳罰化、新法を閣議決定

2013/4/12 11:03
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 政府は12日、悪質な交通事故の罰則を強化する新法案を閣議決定した。今国会での成立と年内施行を目指す。飲酒や薬物摂取、病気などの影響で人身事故を起こした場合に従来よりも危険運転致死傷罪を適用しやすくしたうえで、法定刑上限15年の新たな規定も設ける。

 法律名は「自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律」。危険運転致死傷罪と自動車運転過失致死傷罪(過失運転致死傷罪に改称)の関係条文を、刑法から新法に移行する。

 現行の危険運転致死傷罪は「正常な運転が困難な状態」が前提で、適用要件が厳しすぎるとの声が出ていた。このため、飲酒や薬物、てんかんなどの病気の影響で「正常な運転に支障が生じる恐れがある状態」で起こした事故にも同罪を適用できるようにし、処罰する新たな規定を盛り込む。

 これまでの危険運転致死傷罪の最高刑は懲役20年、同罪の適用に至らない自動車運転過失致死傷罪は同7年だった。同15年の新規定により量刑の隙間を埋める狙いがある。

 危険運転致死傷罪の適用を免れる「逃げ得」を防ぐため「過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪」も新設。飲酒や薬物を摂取して事故を起こしながら、影響を隠すため逃げたケースが対象で、刑の上限は懲役12年となる。

 無免許運転の事故は免許保有者よりも刑の上限を引き上げる。危険運転致死傷罪に該当する場合は負傷事故はこれまでの懲役15年は同20年に、過失運転致死傷罪で懲役・禁錮7年は懲役10年とする。

 悪質な交通事故を巡っては、京都府亀岡市で昨年4月に起きた無免許運転事故遺族らが厳罰化を要望。法制審議会(法相の諮問機関)が法改正などを検討し、今年3月に新法の要綱を谷垣禎一法相に答申した。

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