熱交換器内部が詰まり水素爆発か 三菱マテ工場爆発

2014/1/10付
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 5人が死亡した三菱マテリアル四日市工場(三重県四日市市)の爆発事故で、爆発した熱交換器内のチューブに化合物が詰まり、水素爆発が起きた可能性があることが10日、分かった。同社が記者会見で明らかにした。爆発を防ぐために事前に窒素を充填する処理を行ったが、化合物が十分に分解しなかったとみられる。

 三重県警は11日、業務上過失致死傷容疑で工場事務所などを家宅捜索する。10日の現場検証の結果なども踏まえ、爆発の詳しい原因や安全管理に不備がなかったかなどを調べる。

 同社の説明では、熱交換器を洗浄する前には水分を含んだ窒素を充填。交換器内に付着した化合物を分解する手順になっていた。化合物は可燃性で、こうした処理を行うことで、爆発する危険がなくなる。今回の洗浄でも、昨年11月に交換器を取り外して窒素を充填していた。

 ただ10日に記者会見した同社の遠藤俊秀副工場長は「交換器の管の中に大量のポリマー(化合物)が詰まっていた可能性がある」と指摘。化合物が想定以上に付着したため、窒素がうまく通らずに化合物の分解が進まず、ふたを開けた際に水素爆発を引き起こしたとの見方を示した。

 爆発した熱交換器は、シリコンの製造過程で生成された化合物を冷却する過程で使用するもの。長さ約6メートル、直径約1メートルの金属製の円筒形で、両端にあるふたは重さ約300キログラムだった。

 同社は10日、安全の確認が取れるまで同工場の操業を停止した。矢尾宏社長は10日、死亡した5人の遺族のもとを訪れ、謝罪したという。

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