胃がん再発、アミノ酸で光らせ早期発見
成人病センターが開発

2012/4/9付
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 大阪府立成人病センターは9日、胃がんから腹部の腹膜に転移した微小ながんを光らせ、がんの有無を見つけられる新しい診断法を開発したと発表した。がん再発の早期発見に役立つという。新技術で、非常に早い段階で転移を見つけられれば、抗がん剤治療の効果も出やすく、手術を組み合わせれば治癒できる可能性がある。

 高度医療での実用化を目指し、年内にも臨床試験を申請する。成果は千葉市で開かれる日本外科学会で14日発表される。

 胃がんの手術後に再発した患者は腹膜に転移している場合が多い。しかし、転移した病巣は非常に小さかったり腹膜に隠れていたりするため、手術時やその後の検査で早期に見つけるのは難しかった。

 新しい診断法ではまず、「アミノレブリン酸」という人間の体内にもあるアミノ酸の一種を飲む。この物質は体内で別の物質に変わってがん細胞だけに蓄積する性質があり、青色の光を当てると赤く光る。4時間後、腹腔(ふくくう)鏡で胃の外側や腹膜に青色光を当てると、がんの有無がわかる。

 進行した胃がん患者20人で試したところ、通常の腹腔鏡検査では見つからなかった3人で腹膜への転移がわかった。転移すると、手術をしても回復が難しく、抗がん剤を使う。この場合、5年後に生存する確率は約3割にとどまる。

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