アルツハイマー発症原因、「脳内のシミ」説否定 大阪市大

2010/4/8付
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 大阪市立大学の富山貴美准教授と森啓教授らは、認知症のアルツハイマー病が脳内にたんぱく質の「アミロイドベータ」の小さな塊がたまっただけで起きることを動物実験で突き止めた。たんぱく質による単独犯説が明らかになり、シミのような老人斑も関係するという従来の共犯説をほぼ否定できたという。病気の診断法や新薬開発に役立つ成果で、米神経科学会誌(電子版)に8日掲載される。

 アルツハイマー病はアミロイドベータが脳に少しずつ蓄積すると、病気を発症すると考えられている。ただアミロイドベータが数~数十個集まった小さな塊が蓄積するだけでなく、線維状に集まって「老人斑」と呼ばれるシミのような状態も、病気の発症・進行に関係するとの説もあり、議論が続いていた。

 研究チームは老人斑がなくても発症した重症患者を調べ、アミロイドベータのもととなる遺伝子に変異があるのを見つけた。この患者と同じ場所に遺伝子の変異を持つ実験用マウスを作り、症状を調べた。

 マウスは生後8カ月目から、脳内にアミロイドベータの塊の蓄積が増えるとともに、記憶障害が現れた。老人斑がなくても発症したうえ、症状が進行した。今後は蓄積の様子から発症の可能性を診断したり、治療薬の開発を進めたりできると期待している。

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