赤ワインの成分「アレルギー予防に効果」 山梨大

2012/9/17付
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 赤ワインなどに豊富に含まれるポリフェノールの一種「レスベラトロール」に、食べ物で発症するアレルギーを抑える効果があることを、山梨大大学院の中尾篤人教授(免疫学)らのチームがマウスを使った実験で突き止めた。米オンライン科学誌「プロスワン」に発表した。

 卵や小麦、牛乳などで体の免疫機構が過敏に反応し、ショック症状を起こす食物アレルギーは近年増加。重症化すると死亡することもある。有効な予防法はなかったが、中尾教授は「この成分は既にサプリメントとして製品化されており、予防ができればメリットは大きい」としている。

 実験では、餌に0.01%のレスベラトロールを混ぜたマウスと、混ぜなかったマウスを比較。約1カ月後に卵アレルギーを発症するよう人工的に操作すると、レスベラトロールを取ったマウスは、卵を異物と認識する特定の抗体の生産が抑えられ、ショック症状も出ないことが分かった。

 研究は、大学院付属ワイン科学研究センターの奥田徹教授らと共同で進めた。〔共同〕

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