奈良市の薬師寺で4日、奈良時代に建立された東塔(国宝)の解体修理が始まり、工事の無事を祈る「宝珠(ほうじゅ)降臨法要」が営まれた。解体修理は明治時代の1898~1900年以来、約110年ぶり。長年の風雨で傷んだ屋根や柱などを補修・交換し、往時の姿をよみがえらせる。総工費は約27億円で2018年完成の予定。
この日は塔を覆う工事用の足場(素屋根)の7階部分で、心柱の最上部にある飾り「相輪」の一部である「宝珠」「竜舎」を取り外した。今後、上部から順に解体するとともに詳細に調査する。
約150人が参加した法要で、山田法胤管主は「全面解体とともに調査を行う。飛鳥の藤原京から移築したか、こちらで新築したかの再建・非再建論争に決着がつくのではないか」と語った。
東塔は高さ約34メートルで3重。各層に裳階(もこし)という小さな屋根があり、6重に見える。美しい屋根の様子から「凍れる音楽」と称される。
解体修理
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