「戦争ゲーム」も人道法に沿った措置を 赤十字が声明

2013/11/3付
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 【ジュネーブ=共同】ゲームの中でも一般市民を攻撃しないで――。紛争地で救援活動を行う赤十字国際委員会(ICRC、本部ジュネーブ)は、戦争をテーマにしたビデオゲームでも実際の戦争と同様に、市民への攻撃などを禁じた国際人道法を「順守」するよう訴える声明を出した。

 ゲームのプレーヤーに同法に関する正しい知識を身に付けてもらうため、ゲームの中でプレーヤーが市民を攻撃すれば減点などのペナルティーが科されるといった措置を取るよう、ゲーム開発業者らに求めている。

 シリアなど実際の紛争地では、一般市民ら非戦闘員を攻撃すれば国際人道法違反となり、戦争犯罪に問われる。しかし、ビデオゲームの中では市民や医療従事者らへの攻撃が問題ない行為とされることもあり、戦場で誰を殺しても構わないかのように描かれることの悪影響を、ICRCは懸念している。

 戦争をテーマにしたビデオゲームは近年、実際の戦闘の映像と見分けがつきにくいほどリアルになっている。ICRCは「ゲームにリアリティーを求めるのであれば、戦闘は実際の戦争で適用される国際人道法にのっとって行われるべきだ」と主張。既に一部のゲーム開発業者にも直接働き掛けているという。

 ICRCの広報担当者は「戦場では何が許されないのか、ゲームを通して若者に知ってもらいたい」と話している。

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