「争族」心配…遺言信託に注目 10年で契約数倍増

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2013/10/14付
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 遺言書の作成から保管、遺産の名義変更まで信託銀行が請け負う「遺言信託」が注目を集めている。死後の相続を気にする高齢者が増えているが、手続きは多岐にわたり、当事者だけでは対応できないことが多いためだ。遺産相続を巡るトラブルを回避する手段にもなる。遺言信託の活用法について現場を取材した。

相続増税を控え、高齢者らの関心は高まっている(三井住友信託が横浜で開いた税制改正セミナー)
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相続増税を控え、高齢者らの関心は高まっている(三井住友信託が横浜で開いた税制改正セミナー)

 「私の全財産を相続してほしい」。千葉県流山市に住む大村啓介さん(84、仮名)は10年前、元同僚の親友から突然打ち明けられた。大村さんはあまりの驚きに「いま何と言った」と聞き返したという。

 親友は持病を患っていたが、一人暮らしで面倒をみてくれる親戚はいない。遺言書を残さずに他界すれば、預金や不動産など1億円に上る財産は疎遠な親戚のものになってしまう。何くれとなく世話を焼いてくれた大村さんに財産を託すため、親友はみずほ信託と遺言信託の契約を結んだ。

 昨年2月に友人が他界した後、「不動産の名義変更から預金の移し替えまですべてを銀行がやってくれた」(大村さん)。サービスに感心した大村さん自身もみずほ信託と遺言信託の契約を結び、息子らに財産を託す準備を整えた。

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