任天堂、従来型ビジネスを維持 健康テーマに新事業も

2014/1/30付
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 任天堂は30日午前に開いた経営方針説明会で、ゲーム機とソフトを両輪とした現在のビジネスモデルを維持する方針を明らかにした。スマートフォン(スマホ)について、岩田聡社長は「ゲームの魅力を伝える手段として使う」と述べるにとどめた。新規事業では健康をテーマにしたサービスを2015年度に始めるとした。

 任天堂のゲーム機とソフトはスマホに押されて販売不振が続いている。14年3月期は3期連続の営業赤字となる見通しで、株式市場ではスマホの積極的な活用を期待する声が広がっていた。そのため説明会の開始直後から失望の売りが出て、株価は一時前日終値比570円安の1万2310円まで下がった。

 岩田社長は今後のビジネスモデルについて「ハードとソフト一体型のプラットフォームは今後も経営の中核」と述べた。スマホを販促手段として使うためのアプリ(応用ソフト)を14年中につくる。

 一方で収益拡大のため、マリオなど自社のゲームキャラクターを活用した版権ビジネスを拡大する。岩田社長は「M&A(合併・買収)の可能性を否定しない」と述べた。菓子のおまけや子供服などに限っているライセンス契約についても、「これまでしないと決めていた分野でも柔軟に対応する」と述べた。

 健康関連の新規事業については、岩田社長は「ノンウエアラブル(身に着ける必要がない)、楽しく継続するなどをテーマに、娯楽企業らしい健康促進サービスを提供する」と述べた。

 業績不振の責任をとって辞任する考えはあるかとの質問に、「辞めるということを選択肢として考えていたことはない」と改めて否定した。「どうにかして結果を出すことが自分の仕事だ」と主張した。

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