日本マクドナルドはハンバーガー店に高単価のコーヒーを提供する売り場を併設する。7月に東京・原宿で始めて年末までに約20カ所開き、5年後をメドに1千カ所に増やす。同社はコーヒー類を新規客獲得の柱にする方針で、20日にコーヒーのSサイズを40円値下げして100円にした。高単価のコーヒーも追加し集客力強化を目指す。
計画は原田泳幸会長兼社長が29日、国内最大の「原宿表参道店」(東京・渋谷、約800平方メートル)の開業に伴う記者会見で明らかにした。
新売り場「マックカフェ バイ バリスタ」は専用レジを設け、カプチーノやカフェモカなどを販売。常駐するコーヒー職人が注文を受けてミルクの量などを調整する。価格は300~350円と一般的な喫茶店より安く設定する予定。
最初の売り場は原宿表参道店に設け、2013年12月期も60~80カ所に開く。5年後は現店舗数(約3300)の3割相当に設置し、現在の「ドトールコーヒーショップ」(2月末で約1100店)に次ぐ拠点数を目指す。売り場併設店では売上高の約1割を高単価コーヒーで稼ぐ方針だ。
同社は08年にコーヒー類の販売を強化する方針を打ち出し、現在は約2800店で通常のコーヒー以外に7種類のメニュー(190~250円)を提供。「マクドナルドに来なかった消費者を取り込みつつある」(原田会長兼社長)。同社は移転や新規開業で売り場を広くした店づくりを進めており、高単価のコーヒー売り場はそうした大型店を軸に設置する。
同社は07年から一部の不採算店を転換するなどでカフェを展開したが、立地の悪さなどでその後撤退した経緯がある。







