集中生産でコスト圧縮 日野自、中韓勢に対抗
トラック工場再編

2011/1/20付
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 日野自動車が創業の地での生産を打ち切るのは、中国や韓国などのトラックメーカーとの市場争奪戦が激しさを増しているためだ。高効率工場で量産しコスト削減を急ぐ。ただ中国メーカーが生産するトラックの価格は日本製に比べ「現状では半額に近い」(白井芳夫社長)とされる。アフターサービス網の拡充で顧客を囲い込むなど、消耗戦に陥らない工夫も求められる。

 競合は中韓勢だけではない。トラック世界最大手の独ダイムラーはインド南部のチェンナイに新工場を建設。ロシアでは現地大手のカマズに出資したほか、GAZとも商用バンを共同生産することで合意した。スウェーデンのボルボもインド大手アイシャーと組んでトラックを生産する。

 こうした動きを受け、日野は主要部品の設計を世界で共通化し、新工場での集中生産でコストを圧縮。中韓勢に対抗できる低価格の新興国市場専用車を効率生産する。並行してサービス工場併設の販売店を増やす。

 ほかのメーカーも課題は同じ。いすゞ自動車は中国製部品などの活用でコストを約3割抑えた小型トラックを開発し、年内にもアジア市場に投入する予定。将来はアジア内の拠点で集中生産を計画する。三菱ふそうトラック・バスは親会社の独ダイムラーと連携。12年にもインドで廉価ブランドを立ち上げ、価格をふそうブランドより2割抑えた中型トラックを発売。UDトラックス(旧日産ディーゼル工業)は価格を現行モデルより約2割抑えた新興国専用の大型トラックを開発する。

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