ミクシィ、経営体制を一新 スマホへの対応急ぐ

2013/5/15 21:19
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 ミクシィは15日、朝倉祐介執行役員(30)が6月25日付で社長に昇格すると発表した。米フェイスブックなど競合に押されて交流サイト(SNS)の会員数が減少、急速に普及するスマートフォン(スマホ)への対応も遅れていた。創業者の笠原健治社長(37)は会長に就き、経営体制を一新して立て直しを急ぐ。

 「スマホの急速な普及でSNSを始めた当初と環境ががらりと変わった。時代の変化に十分対応できていなかった」。朝倉・次期社長は会社の置かれた状況に厳しい見方を示した。

 ミクシィは笠原氏が1996年に求人サイト運営会社として設立。ネット上の日記や掲示板を通じて友人らと交流するSNS「mixi」を2004年に始め、草分け的存在として会員数を増やし、業績を拡大させた。だが、ここ数年はフェイスブックなどに市場を奪われていた。

 追い打ちをかけたのが、スマホの普及だ。同社のSNSはポータル(玄関)サイトから閲覧するパソコンや従来の携帯電話に最適の仕組み。だが、スマホではサイトを経由せずにアプリ(応用ソフト)を通じてサービスを利用するため、対応が遅れた同社はニーズを取りこぼした。月に1回以上利用した会員の数は12年12月には1298万人と4カ月で1割以上減少。業績も低迷していた。

 経営体制の刷新を機にスマホでの巻き返しを急ぐ。アプリは現在、mixiを利用するための2種類しかないが、13年度中に50種類に増やす。人気が高まる「LINE」のような無料通話アプリなどが対象となりそうで、アプリを通じた課金収入を増やす。

 また、「mixiへの収益依存から脱却する」(朝倉氏)ため、3つの変革に着手。7月に広告マーケティング会社を設立して新たな収益源に育てる。ベンチャー企業への投資を積極化するほか、社員の起業家意識の向上にも取り組む。

 学生ベンチャー起業家として脚光を浴びた笠原社長は「新サービスを立ち上げる方が自分に向いている。そこから飛躍するのは得意な人たちが手掛けた方がよい」と話す。会長として新事業の創出に専念する考えだ。

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