ソフトバンク、スマホゲーム世界大手買収 1500億円

2013/10/15 20:50
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 ソフトバンクスマートフォン(スマホ)向けゲームの世界大手、フィンランドのスーパーセル(ヘルシンキ)を買収する。約1500億円を投じ11月上旬までに同社の株式51%を取得する。ソフトバンク子会社のスマホゲーム大手、ガンホー・オンライン・エンターテイメントとスーパーセルでゲームの共同開発などを進める。スマホ向けの有力コンテンツを確保し成長の原動力とする。

 調査会社、シード・プランニングによると、スマホの世界普及台数は2013年に22億台と世界人口の31%に達し、17年には43億台と普及率は56%を超える見通し。スマホ向けの巨大な情報サービス市場の出現をにらみ、ゲームアプリや動画配信、通販など様々な事業の囲い込み競争が世界的に進みそうだ。

 ソフトバンクは同社が約8割、ガンホーが約2割を出資する特別目的会社(SPC)をフィンランドに設立する。同SPCがスーパーセルに出資する複数の投資会社などから株式を買い取る予定。取引完了後、スーパーセルはソフトバンクの子会社となる。

 スーパーセルはスマホ「iPhone(アイフォーン)」など米アップルの端末向けゲームに強く。2~8月のアップル端末向けゲームの売上高は世界首位。戦いながら村を発展させていく「クラッシュ・オブ・クラン」、農業を疑似体験できる「ヘイデイ」などの人気作品を持つ。12年12月期の売上高は約100億円だが、ゲームアプリのヒットで、欧米株式市場では今期の売上高が800億円を超えるとの見方も浮上している。

 ガンホーは日本のほか北米や韓国で事業を拡大している。スマホ向けゲーム「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」の累計ダウンロード数が1900万回超と世界的にヒット。13年12月期の連結売上高が前年同期の6倍弱の1500億円に急成長する見通し。

 スーパーセルとガンホーはすでに自社のゲームの利用者に互いのゲームを紹介しあうなど販促で連携している。今後は両社が世界市場に持つ販路を共有し、販促活動を強化するほか、ゲームアプリを共同開発するなど連携を発展させる計画だ。

 米調査会社のIDGによると、スマホ向けゲームの世界市場は17年に約162億ドル(約1兆5900億円)と12年の2倍に拡大する見通し。スマホ向けコンテンツの有力分野とみられている。

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