DeNAの釣りゲーム配信差し止め グリーが勝訴
東京地裁「作品の翻案」

2012/2/23 19:33
保存
印刷
その他

 携帯電話向け釣りゲームで画面が酷似しているなどとして、ソーシャルゲーム大手のグリーが同業のディー・エヌ・エー(DeNA)など2社を相手取り、配信差し止めや約9億4千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁の阿部正幸裁判長は23日、「著作権侵害に当たる」として、配信差し止めと約2億3千万円の支払いを命じた。

グリーの「釣り★スタ」の画面(左)とディー・エヌ・エー(DeNA)の「釣りゲータウン2」の画面(テレビ東京)

グリーの「釣り★スタ」の画面(左)とディー・エヌ・エー(DeNA)の「釣りゲータウン2」の画面(テレビ東京)

 グリー側代理人によると、携帯向けソーシャルゲームの著作権侵害訴訟で差し止めが認められたのは初とみられる。DeNA側は即日控訴した。

 DeNAが2009年にモバゲーで配信を始めた「釣りゲータウン2」が、07年配信のグリーの「釣り★スタ」に似ているとして問題になった。

 阿部裁判長は「水中だけが真横から描かれている点や、画面中心に同心円がある点、黒い魚影と釣り糸がある点などが共通する」と指摘。

 DeNA側は「共通部分は平凡でありふれた表現にすぎず、創作的表現とはいえない」などと主張したが、阿部裁判長は「携帯向け釣りゲームは多数あったのに、水中に同心円を置き、魚の位置で釣り糸を巻くタイミングを表現したゲームはなかった」と認定。DeNA作品は「グリー作品の画面に依拠し、翻案したと認められ、著作権を侵害する」と結論付けた。

 グリーの話 DeNAの行為の違法性が認められた。

 DeNAの話 主張を全て認めてもらうため直ちに控訴した。

保存
印刷
その他

電子版トップ

関連キーワード

DeNA釣りゲームグリーディー・エヌ・エー携帯電話ソーシャルゲームグリー作品東京地裁

携帯ゲーム急成長、訴訟合戦も

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報