米国株、ダウ続伸し147ドル高 2週間ぶり高値 雇用統計を受け

2013/7/6付
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【NQNニューヨーク=川内資子】5日の米株式相場は大幅に続伸した。ダウ工業株30種平均は前営業日に比べ147ドル29セント(1.0%)高い1万5135ドル84セントと、6月18日以来、約2週間ぶりの高値で終えた。この日発表の米雇用統計を受けて米景気の回復観測が強まり、買いが優勢となった。

 6月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比19万5000人増と、増加幅は市場予想の16万人程度を上回った。4、5月分も上方修正された。米労働市場が順調に回復しているとの見方が強まった。金融関連など業績が景気動向に左右されやすい銘柄を中心に買いが入った。

 雇用統計を受けて、米10年物国債利回りが約1年11カ月ぶりの水準に上昇。金利上昇が米景気の重荷になるとの警戒感から、相場は安く推移する場面もあったが、売りは続かなかった。

 ダウ平均が50日移動平均線を明確に上回ると、相場上昇に弾みがつくとの見方が強まり、再び買いが優勢となった。ダウ平均はこの日の高値圏で終えた。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が記者会見で量的緩和による証券購入の規模縮小の時期に言及した6月19日の終値水準も回復した。

 ナスダック総合株価指数は同35.71ポイント(1.0%)高の3479.38と6月18日以来の高値で終えた。

 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億3000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約12億3000万株だった。

 業種別S&P500種株価指数では全10種のうち「公益事業」を除く9種が上昇。「金融」や「資本財・サービス」、「ヘルスケア」の上昇が目立った。

 電気自動車(EV)ベンチャーのテスラ・モーターズが大幅に上昇。量産型セダン「モデルS」の香港での受注が好調と伝わったのが手掛かり。

 原油先物相場が大幅に上昇したため、業績改善期待からシェブロンなど石油関連株も軒並み上昇した。

 一方、IT(情報技術)のデルが下落。創業者のマイケル・デル最高経営責任者(CEO)が投資ファンドと組んで計画しているMBO(経営陣が参加する買収)について、関係者が「買収条件を引き上げる予定はない」と述べたと伝わったことが材料視された。

 米長期金利の上昇が住宅販売の重荷になるとの思惑からレナーなど住宅建設株も軒並み下げた。

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