米国株、ダウ続伸34ドル高 失業率低下で4年10カ月ぶり高値

2012/10/6付
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【NQNニューヨーク=大石祥代】5日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は3日続伸した。終値は前日比34ドル79セント(0.3%)高の1万3610ドル15セントと、2007年12月10日以来、約4年10カ月ぶりの高値で終えた。米失業率の低下を受け、投資家の景況感が改善。景気動向に収益が左右されやすい素材株を中心に買いが入った。

 朝方発表の9月の米雇用統計で、失業率は前月比0.3ポイント低い7.8%と09年1月以来の水準まで低下した。非農業部門の雇用者数の伸びは市場予想をやや下回ったが、8月分が上方修正された。米雇用は緩やかながら改善が続いているの見方が広がった。

 ただ、上値も重かった。週末を前に目先の利益をひとまず確定する目的の売りも出やすく、午後になると小安い場面もあった。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落。前日比13.27ポイント(0.4%)安の3136.19で終えた。時価総額の大きいアップルなどが下げ、指数を押し下げた。

 業種別S&P500種株価指数は全10業種のうち「素材」や「生活必需品」など6業種が上昇。「IT(情報技術)」や「電気通信サービス」の値下がりが目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億1000万株(速報値)、ナスダック市場は約15億6000万株(同)だった。

 ホームセンターのホーム・デポや航空機のボーイングが上昇。化学のデュポンも上げた。経営幹部の退任を発表した化粧品のエイボン・プロダクツは大幅高となった。

 一方、収益予想を下方修正したオンラインゲーム大手のジンガは急落。交流サイト(SNS)最大手のフェイスブックも下げた。

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