米国株、約1年ぶり安値 ダウ258ドル安、S&P500種も節目割れ

2011/10/4付
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【NQNニューヨーク=川内資子】3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続落し、年初来安値を更新した。終値は前週末比258ドル08セント(2.4%)安の1万0655ドル30セントで、2010年9月17日以来約1年ぶりの安値。欧州債務問題への懸念から欧州株式相場が下落し、米市場でも株を売る動きが優勢となった。

 ギリシャ政府は2日、2011年の財政赤字が国内総生産(GDP)比8.5%に達すると発表。経済のマイナス成長を背景に欧州連合(EU)などと合意した削減目標の7.5%に届かないことが確実となった。ギリシャ支援継続への不透明感が強まり、欧州の株式相場が下落。米市場でも投資家のリスク回避姿勢が強まった。欧州の金融システムの混乱が業績を押し下げるとの懸念から金融株が軒並み大幅安となった。

 9月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が市場予想に反して前月から上昇し、8月の米建設支出も予想に反して増加した。米景気の減速懸念がやや和らぎ、買いが優勢となる場面があった。ただ、買い一巡後は売りが再開。主な株価指数は午後に下げ幅を広げ、この日の安値圏で終えた。

 ナスダック総合株価指数は大幅に4日続落し、前週末比79.57ポイント(3.3%)安の2335.83と10年9月23日以来の安値で終えた。

 機関投資家が運用指標として重視するS&P500種株価指数は続落し、同32.19ポイント(2.8%)安の1099.23と心理的節目の1100を下回り、10年9月8日以来の安値で終えた。

 業種別S&P500種株価指数は全10種が下落。「金融」や「エネルギー」の下げが大きかった。ダウ工業株30種平均の構成銘柄はディスカウントストア大手のウォルマート・ストアーズを除く29銘柄が下げた。

 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約13億9000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約25億1000万株と、商いは最近では比較的多かった。

 一部アナリストリポートをきっかけに経営の先行き不透明感が高まったアメリカン航空の親会社AMRが30%を超える下落。9月の新車販売台数が前年同月比20%増となった自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は買いが優勢となる場面があったが、相場全体の下げにつれ、安く終えた。11年12月期の業績見通しを引き下げた石炭大手アーチ・コールが急落。

 一方、中国の電子商取引大手アリババ・グループが買収を検討していると報じられたインターネット検索大手ヤフーは上昇。前週末の取引終了後に「米連邦破産法の適用を申請する意思はない」との声明を発表した映像機器大手イーストマン・コダックは急反発した。

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