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宅配サービスに人工知能、買い物や外食に「ウーバー革命」
宮本和明 米ベンチャークレフ代表

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2015/8/21 6:30
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ITpro

 シリコンバレーで、ベンチャーキャピタルの投資が過熱している。1999年のインターネットバブルの投資金額を上回り、第二のブームになっている。インターネットバブルでは、Webサービスが中心だったが、今回はリアル社会のサービスが中心となる。その中で、人工知能を駆使した宅配サービスが波紋を広げている。宅配は日本企業の得意分野であるが、IT(情報技術)を駆使したシステムからは学ぶところが少なくない。宅配サービスで横着になった、シリコンバレーの生活をレポートする。

 生鮮食料品宅配サービスを提供する新興企業「Instacart(インスタカート)」は2014年12月、大手ベンチャーキャピタルから、2億2千万ドル(264億円)の投資を受けた。ベンチャーキャピタルの投資が活発だが、誕生まもない新興企業にこれだけの規模の資金が集まるのは異例だ。

 Instacartは、生鮮食料品を“オンデマンド”で配送する。スマホ専用アプリ「Instacart」から商品を注文すると、宅配スタッフ(Shopperと呼ばれる)が指定したスーパーマーケットで買い物をして、自宅まで届けてくれる(下の写真)。宅配費用は安く、配送時間を1時間ごとに指定できるのがうれしい。

出典: Instacart
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出典: Instacart

■スーパーで販売されている商品を購買

 このサービスが大人気で、筆者もスーパーマーケットに買い物に行く代わりに、スマホで宅配サービスを利用するようになった。

 操作は簡単だ。アプリで行きつけのスーパーマーケット「Whole Foods」を選ぶと、ホーム画面に商品一覧が表示される(下の写真左側)。野菜やフルーツの他に、食肉や魚介類(写真右側)、デリ、牛乳や卵、食パン、パスタ、調味料など、スーパーマーケットで販売されている商品が全てそろっている。通常のショッピングアプリと同じで、アイコンににタッチし、個数を指定して商品をカートに入れる。

出典: VentureClef
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出典: VentureClef

 商品の選定が終わると、カートアイコンにタッチして精算する(下の写真左側)。登録しているApple Payで決済できるので、新興企業のサービスでも安心して利用できる。従来通りにクレジットカードを登録して、支払いするオプションもある。最後に、配送時間の指定画面で、希望する時間帯を1時間単位で選ぶ(下の写真右側、別の日の事例)。

出典: VentureClef
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出典: VentureClef

 通常は、注文から1~2時間程度で配送される。商品は、店舗と同じ価格に設定されている。配送手数料は3.99ドルだが、混雑時は4.99ドルかかる。購買金額が35ドル以下の場合は、配送手数料が7.99ドルに跳ね上がる。

 日本では時間単位の同日配送はもはや当たり前だが、シリコンバレーではInstacartが初めて手掛けた。明日の朝食用のシリアルを切らしたときも、すぐに注文できる。今では筆者の生活に手放せないサービスになった。

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