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イチローら日本勢の移籍、水面下で駆け引き激しく
スポーツライター 丹羽政善

(1/3ページ)
2014/12/15 7:00
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 ニューヨークの野球記者らは、毎日のように頭を抱えていた。

 今年、大リーグの球団首脳ら関係者が一堂に会するウインターミーティングが行われたのは、西海岸のサンディエゴ。ニューヨークとは3時間の時差がある。午前0時が彼らの原稿締め切りだとすると、サンディエゴでは夜9時。しかし今回はその時間をすぎてから、毎日のように大きな動きがあった。

残留と書いたロバートソンが移籍合意

 初日(8日)の夜、ヤンキースからフリーエージェント(FA)となったデービッド・ロバートソンがホワイトソックスと合意した、という一報が流れたのは、午後9時半すぎ。直後からヤンキースの番記者らは慌ただしくキーボードをたたき始めたが、もう翌朝の新聞には間に合わない。ウェブサイト用の速報記事だった。翌日、友人記者の一人は弱々しく言っている。

 「新聞には、ロバートソンはヤンキースに残留する可能性があると書いてしまったのだから、情けないよ」

 彼を責められない。その日夕方まで、確かにヤンキースがロバートソンとの契約交渉で優位に立っているとみられていた。ホワイトソックスはヤンキースのオファーに1000万ドルを上乗せして、今季39セーブのクローザーをさらったのだ。

ドジャース、19人絡むトレードが成立

 カブスの番記者らは、休む間がなかった。

 8日朝、先発のジェーソン・ハメルと契約を交わしたというニュースを皮切りに、夜にはダイヤモンドバックスから過去2度オールスターに選ばれたミゲル・モンテロ捕手をトレードで獲得するという噂が流れ、9日午後に確定。同午後10時すぎには、今回のウインターミーティングで最も行方が注目されたジョン・レスター投手がカブスと合意と報じられ、カブス担当の記者らは深夜をすぎてなお、仕事に追われていた。

 ただ、もっとも大変だったのはロサンゼルスの記者か。

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