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日本女子初、世界1位 車いすテニス・上地結衣(上)

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2014/11/29 7:00
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 サウスポーから次々と力強いフォアのショットを打ち込んでいく。バックサイドを突かれても、丁寧にスピンをかけたボールでコースに決めていく。車いすを巧みに操り、上地結衣(エイベックス)はテニスコートを縦横無尽に動き回る。今季急成長を遂げ、世界のトップに上り詰めた20歳は「まだまだ足りないところばかり」とさらなる高みを目指し突き進む。

「こんなに早く1位になれるとは」

 5月19日、初めて世界ランキング1位になった。女子としては日本人初の快挙。以来、男子で長年頂点に君臨する国枝慎吾(ユニクロ)とともに、日本人が車いすテニス男女のトップの座を占めている。「正直、自分でも驚いている。こんなに早く1位になれるとは思っていなかった」

 昨年11月、世界ランキングの上位8人で争われるNEC車いすテニスマスターズで初優勝を果たすと、今年1月、全豪オープンダブルスで四大大会を初めて制した(シングルスは準優勝)。これで勢いに乗ると6月の全仏と9月の全米ではシングルス、ダブルスともに優勝。ダブルスのみ行われたウィンブルドン選手権も勝ち、ダブルスではグランドスラムを達成した。

積極攻撃に挑み躍進、精神面も成長

 躍進の理由の一つは、より積極的に攻撃を仕掛けるようになったことだ。これまでは「テニスは確率のスポーツ。まずは確率の高いプレーを選択しよう」というコーチの千川理光の指導の下、堅実なプレーを心がけてきた。それが世界2位までランクをあげたことで「さらに上を目指すため、時にはリスクを冒しても攻めるテニス」に挑戦。全豪後のオフの期間に徹底してリターンの技術を磨き、攻撃の幅を広げた。

 精神面の成長も見逃せない。プロ転向前の2012年ロンドン・パラリンピック当時はコーチからの指示に素直に従ってプレーするだけだった。「今では自分はこう思うとはっきり言う。意見交換を重ねているので理解も早い」と千川は言う。アスリートとしての自覚も増し、試合中もめったなことでは動揺しない。

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