ニュースの深層

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

自動運転車との並走で見た「人間と共存」の課題
宮本和明 米ベンチャークレフ

(1/4ページ)
2014/9/24 7:00
共有
保存
印刷
その他

ITpro

 米Google(グーグル)は、シリコンバレーにあるお膝元のマウンテンビュー市で、自動運転車の走行試験を集中的に展開している。最近は、自動運転車を頻繁に見かけるだけでなく、一緒に道路を走行する機会が増えた。並走してみると、自動運転車は安全であるが、風変わりな運転スタイルであることに気が付く。万が一事故を起こした際は、誰が責任を負うのか。そもそも、自動運転車を”運転”するには免許証がいるのか。激変が予想される、米カリフォルニア州のクルマ社会を考察する。

 Googleは、2013年からマウンテンビュー市で自動運転車の走行試験を重ね、2014年夏までに市内全ての道路をカバーすると表明した。最近では自宅周辺で自動運転車の姿を見かけたり、自動運転車と並走する機会が増え、その特性も分かってきた。

(写真: 米VentureClef)
画像の拡大

(写真: 米VentureClef)

 左の写真はGoogle自動運転車(右側の車両)と並走している様子。ちなみに、メガネ型端末「Google Glass(グーグル・グラス)」を使うとウインクするだけでその様子を撮影でき、運転中ハンドルから手を離さないで安全に写真が撮れる。

 右の写真は、前を走る自動運転車を撮影したものだ。しばらく後ろから見ていたが、滑らかな走行で、「機械が運転しているとは思えない」というのが第一印象だ。この先、車線を変え、信号機のある交差点で左折レーンに入っていく。一連の運転は自然だ。

(写真: 米VentureClef)
画像の拡大

(写真: 米VentureClef)

 上の写真左は、信号が青になり左折しているところ。前の車と適切な車間距離を取り、安全に走行した。慎重過ぎる運転ではなく、流れに沿った自然な運転である。屋根の上に「LIDAR」と呼ばれるレーザー・センサーが搭載され、円柱が高速で回転している。一目でGoogle自動運転車と分かる。

 後部バンパーには会社ロゴと「self-driving car(自動運転車)」と表示されている。これは日本の若葉マーク (初心運転者標識) のように、後続車に注意を促す意味がある。

 上の写真右は、信号が赤になりブレーキを踏んでスピードを落としているところ。ここでも運転は滑らかで、安全に減速し停止した。急停止でもなく、慎重すぎる運転でもなく、流れに沿った自然な運転だ。

■でも、ちょっとタイミングが合わない

 しかし、異変を感じたのは、スタートの場面。信号が青になりスタートしようとしたが、自動運転車は一呼吸おいて発進した。交差する自動車が、ぎりぎりのタイミングで通過することもあり得るため、自動運転車は安全を期してプログラムされている。追突事故を起こす状況ではなかったが、ちょっと気になる運転スタイルだった。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 3ページ
  • 4ページ
  • 次へ
共有
保存
印刷
その他

電子版トップテクノロジートップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

関連キーワードで検索

Google自動運転車日産自動車シリコンバレー

日経BPの関連記事

【PR】

ニュースの深層 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

荷主と軽貨物ドライバーの仲介サービス「PickGo(ピックゴー、旧名称は軽town)」の画面

昭和で止まった物流業界 スマホで崩す商慣習 [有料会員限定]

 トラックドライバーの高齢化が止まらない。政府の調査によるとトラック業界で働く人の約4割が50歳以上。特に大型トラックの高齢化は著しく、平均年齢は2016年時点で47.5歳に達する。中高年層が大量に退…続き (7/19)

アイフィックスイットが実際に公開しているiPhone 6の電池交換手順。企業が公開していない修理手順をアイフィックスイットが独自に作成して公開している

欧米発、「電子機器を自分で修理する権利」運動 [有料会員限定]

 「消費者が購入した電子機器。その所有権は消費者にあるはずだ。しかし、故障を修理しようとすると、なぜかそれがメーカーの所有物であるかのような扱いを受ける」――。こう語るのは、米国で様々な機器を分解し、…続き (7/14)

ZMPが開発を進める宅配ロボット「キャリロデリバリー」

自動配送ロボかAIか 「再配達問題」解決の切り札は [有料会員限定]

 ネット通販の急激な広がりと物流現場での人不足による宅配クライシスは、最大手ヤマト運輸の料金引き上げや時間指定の見直しを引き起こした。配送現場の負荷を高める大きな要因とみられているのは、宅配の約2割を…続き (7/10)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

TechIn ピックアップ

2017年7月24日(月)

  • 「Pokémon GO Fest」レポート、現地参加者に"伝説のポケモン"ルギアがプレゼント
  • いまさら聞けないセキュリティの基礎を解説、「初めてでも分かる!」シリーズ、トレンドマイクロが無償公開 
  • MS、新サーモスタット「GLAS」の動画公開―「Windows 10 IoT Core」「Corana」利用

日経産業新聞 ピックアップ2017年7月25日付

2017年7月25日付

・アズジェントや野村総研系、つながる車に模擬サイバー攻撃
・森林パートナーズ、山林から建材 一貫管理 流通の無駄省く
・ユニチカ 20年メド CNF複合材の専用設備 車・電子部品向け狙う
・横浜で車向けCFRP開発 試作から品質試験まで 独化学大手のヘンケル
・健康食宅配、紹介拠点開拓へ専門部隊 ファンデリー…続き

[PR]

関連媒体サイト