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もう一つのブラジルW杯 ロボカップ、日本勢の優勝も

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2014/8/21付
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 ドローン(無人ヘリコプター)や自動運転車、医療などロボットが様々な分野で活躍しだしているが、ヒト型ロボットはその究極に位置する。しかも複数のロボットが連携し、障害を越えてボールを小さなゴールに入れる。ロボカップは運動能力(機械)と知能(AI)の双方で過酷な水準を要求される最高峰だ。

 それだけに、どんな実用化がこの先にあるのか、まだ明確ではない。双葉電子の三橋正徳・営業第一ユニットリーダーは、「様々なモデルを安定生産できる体制はすぐには整わない。市場が明確に現れてから参入するのでは遅い」と断言する。

■コスト競争力が焦点

 「チアゴ・シウバ!」。現地の少年が自国ブラジルの代表選手の名前を叫んで絶賛したのは、非ヒト型の種目、「ミドルサイズ」に登場したロボット。三角帽子のような形で人間の小走り以上のスピードで動く。ロボ同士が「ドンッ」と音を立てて激しくぶつかる肉弾戦や、浮き球も駆使する華やかなゲーム展開が魅力だ。

部品について意見を交わす九州工業大学と北京信息科技大学のメンバー
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部品について意見を交わす九州工業大学と北京信息科技大学のメンバー

 サッカー本場ファンをも熱狂させるプレーを可能にするのが、スイスのマクソンモータ社のモーター。30キログラムほどにもなるロボットを縦横無尽に走らせる力を出せる。九州工業大学大学院の石井和男教授は「大半のチームのロボに搭載されているはず。数年前からデファクトスタンダード(事実上の標準)になっている」と明かす。

 実はこれとほぼ同等の性能を持つ製品を日本の電機メーカーもそろえているが、この分野では普及していない。同種目で2位と好成績を収めた中国・北京信息科技大学の学生は話す。「日本製は価格が高すぎる。ロボットはモーターだけでできているのではない。カメラシステムやバッテリーなどほかにも予算を振り向けなければいけない部分はたくさんある」

 ロボット開発は性能重視からコスト競争力を問われる局面に移っている。日系企業にも危機感が漂う。

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