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引退後初のアイスショー 浅田真央さんプロデビュー

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2017/8/9 6:30
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 浅田真央が7月29日、プロスケーターとしてデビューした。舞台は今年で11回目を迎えた「The Ice」。浅田をたたえる内容となった今回は、近年まれに見る素晴らしいアイスショーとなった。

 現役時代の浅田はショーにたくさん出るタイプではなかった。だが唯一、毎年必ず出ていたのが、自らホステス役を務める「The Ice」。キャストも毎年、現役トップ選手が多い。今年は海外のキャストが5人(組)だけ、ほかのショーと比べてもやや地味だったが、完成度の高さは驚くほどだった。

テーマが明確、成功のポイント

アイスショーで現役引退後の初滑りを披露した浅田さん=共同

アイスショーで現役引退後の初滑りを披露した浅田さん=共同

 成功のポイントはテーマが明確だったからだ。アイスショーは、国内外のトップスケーターを集め、それぞれがエキシビションナンバーを滑るものが多い。エキシビションは一つのショーのためにつくるわけではないので、ショー全体に統一感が生まれにくく、間延びして観客が飽きる時間がある。それを回避する意味もあるのか、有名歌手を招くショーもあるが、「The Ice」は毎年、「真央」を主役にしつつも、テーマを決め、衣装や舞台装置に凝ってきた。今年は引退後初のショーであり、「真央」がテーマ。スタッフから打診を受けた浅田は「昨季のプログラムである『リチュアルダンス』をやりたいとだけ言った。(現役)最後といってから、ファンの方に見てもらっていないから」。折り目を大切にし、フワフワしていながら周りに気を使う浅田らしい。

 スケーター以外のアーティストをあまり招かない「The Ice」だが、今回は氷上でアクロバットを披露する黒竜江省雑技団を中国から、昨季ショートプログラム(SP)版「リチュアルダンス」の音源となったピアニスト、鈴木羊子をスペインから招いた。生演奏に合わせて、浅田がまず滑った。それぞれ出演者のソロナンバーもあったが、見どころは浅田がショーや試合で滑った曲を出演者がそれぞれ滑った場面だろう。

 かつて同じ曲でプログラムを滑ったことがある人たちが登場した。織田信成が「スマイル」、宇野昌磨は昨季ショートプログラム(SP)でもある「ラベンダーの咲く庭で」、チンパン、ジャントン組(中国)は「愛の夢」。さらに小塚崇彦は「人それぞれ得意な方向の動きがあるので、他人のステップを滑るのは大変」(浅田)なのに、浅田の2010年バンクーバー五輪のフリープログラム、ラフマニノフの「鐘」のステップを浅田の振り付け通りに滑る芸当を見せた。14年世界選手権2位のケイトリン・ウィーバー、アンドリュー・ポジェ組(カナダ)は、このショーのためだけに振り付けられた「Sing Sing Sing」をアイスダンサーだからこそできる演技で盛り上げた。

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