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好きな野球、暗い顔してやっちゃいかん

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2017/8/6 6:30
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 プロ野球は結果を出し続ける者だけが生き残る持続力が勝負の世界。1軍と2軍を行ったり来たりしている選手たちを見ていると、笑顔の持続力が足りないのかなと感じることがあります。明るく楽しそうな顔で野球をやる選手は周りへの影響も大きく、それだけでも1軍に残る大きな要素になります。思い悩む選手には「好きな野球を暗い顔をしてやっちゃいかん」と声を大にして言いたいのです。

西野は技術的に打率3割を残せるだけの力を持っている=共同

西野は技術的に打率3割を残せるだけの力を持っている=共同

 打撃不振のため7月8日に出場選手登録を抹消された西野真弘内野手(27)は、2週間あまりを2軍で過ごしました。落ちた当初は精神面でだいぶ参っていたのでしょう。なんだか情けない顔をしているように私には映りました。

 プロ3年目をレギュラー二塁手としてスタートした西野選手ですが、打撃の状態がなかなか上がらず、左投手が先発のときにはスタメンを外れるなど、徐々にプレー時間が減っていきました。今季の福良淳一監督はチーム状況の打開を図ろうと、いろいろな選手を複数のポジションで起用して試しています。実戦感覚を失ってリズムを取り戻せないところに加え、西野選手には大きな焦りも生まれ、悪循環に陥ったのでしょう。

「気持ちよくプレー」最重要視

 彼の打撃には悪い癖がなく、技術的には打率3割を残せるだけの力を持っています。ですから2軍では、修正点をアドバイスすることよりも、まず気持ちよく野球をやらせることを最重要視しました。1番打者で試合に臨む彼には「好きなようにやってくれ」としか言いませんでした。

 焦って精神的に追い詰められ、暗い表情になってくると、打席での思考回路にも余裕がなくなります。「常に打たないと、試合に使ってもらえない」という気持ちが強すぎるあまり「10割打ちたい」などと、打者としてどだい無理なことを考え出すのです。

 スタメンで4打席がもらえるとして、1本でも安打が出たら打率2割5分です。これだけでも、まあまあな数字といえるでしょう。実際にはそこに四球や犠打も絡むわけですから、毎日1安打を放ったら打率は2割7分から2割8分まで届くでしょう。これはもう、立派な打者の部類です。そう考えれば、安打は1日1本も要らず、1日に四球1個でもOKなんだと、気の持ちようも変わってくるはずです。打てもしないボール球に焦って手を出すことがなくなり、しっかりと球の見極めができるようになる効果も期待できます。

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