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カムリのHUD、2.5m先に10インチの映像表示

2017/7/15 6:00
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日経テクノロジーオンライン

 トヨタ自動車は2017年7月10日に発売した中型セダン「カムリ」で、フルカラーのヘッド・アップ・ディスプレー(HUD)を搭載した(図1、2)。運転者の視点から約2.5m先に約10インチの大きさで映像を表示できる「大画面化」が特徴だ。供給する部品メーカーはデンソーと見られる。トヨタが4代目「プリウス」で選んだ矢崎総業製のHUDではなく、関係性が強いデンソーと共に開発した高性能品を採用したようだ。

図1 「カムリ」のHUD表示イメージ
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図1 「カムリ」のHUD表示イメージ

図2 ステアリングホイール前方のインパネ内部に搭載する
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図2 ステアリングホイール前方のインパネ内部に搭載する

 HUDとは、車両の速度や経路案内などの情報を、運転者の視点から数m先に虚像として表示する車載機器だ。液晶ディスプレーなどで生成した映像を機構内部で数回反射して拡大し、フロントウインドーやコンバイナー(表示部)に映し出す。運転者はカー・ナビゲーション・システム(カーナビ)やセンターメーターに視線を移すことなく、必要な情報を得られる利点がある。走行時の安全性を高められる。

 カムリの表示距離である2.5mは、プリウスの搭載品に比べて0.5mほど距離を延ばしているという。表示距離を延ばせば、運転中の焦点の調整が減って疲れにくくなったり安全性を高められる。さらにフロントウインドーに直接映す方式が表示の大画面化に貢献している。

 映像はバックライト付きTFT(薄膜トランジスター)液晶ディスプレーで生成しているとみられ、反射鏡や拡大鏡、フロントウインドーを含めて3回反射させることで拡大して遠方へ映している。

 電子技術系の企画や開発を担当した、トヨタ自動車MS製品企画ZV主任の山田朋史氏は「業界で最大級の大きさに映せるのはドイツBMWが採用するHUDだが、カムリの搭載品はこれを上回る」と自信を見せた。

 カムリは車両グレードによってHUDを搭載できるかが決まる。最上級モデルの「G レザーパッケージ」は標準装備とし、「G」ではオプション品として4万3200円で搭載できる。最廉価モデルである「X」には設定が無い。

(日経テクノロジーオンライン 窪野薫)

[日経テクノロジーオンライン 2017年7月14日掲載]


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