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座席も窓もない自動運転トラック 北欧VBが試作

2017/7/13 6:30
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 スウェーデンのエインライドが電気駆動の自動運転トラック「Tポッド」の試作品を披露した。4月に発表されたTポッドは、単なる自動運転の電気トラックにとどまらないという触れ込みで、全く「新たな輸送システム」として投入される。2020年にはスウェーデン国内で200台が走行する計画だ。

スウェーデンのエインライドが開発した、電気駆動の自動運転トラック「Tポッド」の試作品
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スウェーデンのエインライドが開発した、電気駆動の自動運転トラック「Tポッド」の試作品

■車両総重量は20トン、航続距離は約200キロ

 車体の全長は23フィート(約7メートル)。「標準的な」パレット(荷役台)15台を積むことができ、最大積載時の車両総重量は20トンだ。航続距離は124マイル(約200キロ)で、Tポッドに対応した充電ステーションの開発もエインライドによって進められている。

開発初期の段階にある他の自動運転車との主な違いは、Tポッドの車内には人が座るスペースがなく、したがって窓も要らない点だ。

 もう一つの主な特徴は「ハイブリッド式」自動運転を採用している点だ。高速道路では自動で運転するように設計されているが、一般道路に降りると人による遠隔操作での運転に切り替わる。運転を引き継がなくてはならない状況では、高速道路を走行中でも人が複数のTポッドを同時にコントロールする。

 エインライドは200台のTポッドのうち、すでに6割の契約があったとしている。当初の走行区間はイエーテボリ-ヘルシンボリ間になる見通しで、最大で年間200万個のパレットを輸送する。

 エインライドのロバート・ファルック最高経営責任者(CEO)は「今は当社の事業だけでなく、輸送の未来という点でも極めて重要な時期にある」と強調。「当社はテクノロジーにより未来のシステムを開発できたが、この変化を受け入れてTポッドシステムを実現するには、世界の人々の勇気と献身が必要だ。それは彼らの責務でもある」と語った。

「Tポッド」の前方側面。前にも横にも窓はない
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「Tポッド」の前方側面。前にも横にも窓はない

「Tポッド」の後方側面。標準的なパレット15台を積み込める
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「Tポッド」の後方側面。標準的なパレット15台を積み込める


 今回の試作品第1号はまだエインライドの遠隔操作システムとつながっておらず、バッテリーも完全ではない。だが、同社の広報担当者はベンチャービートに対し、完成版は今年の秋に発売されるとの見通しを示した。

 スウェーデンでは、大手商用車メーカーのボルボも自動運転トラックへの投資を進めている。資源業界やゴミ収集の分野での実証実験に続き、6月にはサトウキビ農家の収穫ロスを低減できる自動運転トラックを公開している。

By Paul Sawers

(最新テクノロジーを扱う米国のオンラインメディア「ベンチャービート」から転載)


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