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岐路に立つB・ワトソン、オーガスタに沈む
ゴルフジャーナリスト ジム・マッケイブ

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2017/4/20 6:30
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 1989年に全英オープンを制し、米PGAツアーで通算13勝をマークしているマーク・カルカベッキア(米国)が、マスターズについてこんな話をしたことがある。

 「年が明けると、早くマスターズが始まらないかと、待ちきれない気持ちになる。ところが一旦始まると、早く帰りたいと思うようになる」

 前年のシーズンが終わると、4月のマスターズに合わせて調整し、今年こそはと初日を迎えるものの、いざ始まると、オーガスタ・ナショナル・クラブ(以下オーガスタ)の難設定に打ちのめされ、とっとと逃げ出したくなる――ということか。カルカベッキア自身、18度マスターズに出場し、2位が最高で、5度の予選落ちを味わっている。何度も、何度も、オーガスタで心を折られた。

メディアを侮辱、信頼失う

 幸か不幸か、マスターズの翌週にはもう別の大会があり、ピリピリとした雰囲気は一変。プレッシャーから解放された選手らは、意識しなくとも切り替えができる。また、コースもオーガスタに比べれば容易で、選手らは再び自信を取り戻すことができる。

 しかしその一方、中には、今もマスターズの敗戦を引きずっている選手もいるように映る。特に、過去2度(2012、14年)マスターズを制したバッバ・ワトソン(米国)が心配だ。

 彼は今年、9度目のマスターズで初めて予選落ちを味わった。勝ったときは、彼独特のパワーフェードを武器にオーガスタを手玉に取ったが、今回はまるで歯が立たなかった。

 実のところ、彼のゴルフはオーガスタと相性がいいように見えて、そうでもない。確かに、3年で2勝しているが、勝った14年の最終日に69をマークして以来、10ラウンドをしてベストスコアは71。この間は計16オーバーだ。ここ3年、優勝争いに絡むこともできていない。ワトソンは勝った当時、「スイングのメカニックよりも、あくまでも感覚が大切だ」と話していたが、その感覚を失っているかのようだ。

 今回の予選落ちはさすがにこたえたのか、負けたことをうまく消化できず、オーガスタを去る前に怒りの矛先をメディアに向けた。

 「ゴルフは難しいんだ。君たちがゴルフをしたことがあるかどうかわからないけれど、記事を書くほうが、よほど簡単だ」

 彼のフラストレーションは理解できないわけではない。しかし、彼は一線を越えた。相手の仕事を侮辱するような言葉は、タブーである。彼は後にツイッターを通じて「悪い冗談だった」と謝罪をしたものの、残念ながら、ゴルフへの自信だけではなく、メディアの信頼まで失った。

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