Tech Frontline

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

鴻海、アップルも注視 中国で急成長「自転車シェア」
山田 泰司 EMSOne

(1/2ページ)
2017/4/17 6:30
共有
保存
印刷
その他

日経テクノロジーオンライン

 上海、北京、広東省広州など、中国の大都市では2016年から「自転車シェアリング」が爆発的に増殖している。騰訊科技などの中国メディアが2017年3月9日付で中国自転車協会の統計として伝えたところによると、既に全国30強の都市で自転車シェアリングを導入しており、台数の合計は200万台。うち上海は45万台で、1都市の規模としては世界最大。中国全土で参入企業は15~20社だという。

 図1は、上海市内に駐輪された自転車シェアリング用の自転車である。提供している企業ごとに、黄色、オレンジ、水色等々フレームカラーやスタイルを変えて特徴を出している。このおびただしい数と色を見れば、確かにものすごい勢いで普及していることが分かると思う。

図1 路上に駐輪された自転車シェアリングの自転車。IKEA前の写真(左)で2人が乗っているのも自転車シェアのもの(上海市内)
画像の拡大

図1 路上に駐輪された自転車シェアリングの自転車。IKEA前の写真(左)で2人が乗っているのも自転車シェアのもの(上海市内)

 自転車シェアリングは、日本でも導入する自治体が増えている。中国と日本を比較すると、同じ所もあれば、全く違うところもあって面白い。利用料金が掛かることや保証金が必要なこと、利用料金を電子マネーやクレジットカードで払うところなどは同じだ。最も違うのは、自転車の乗り捨て方だろう。

図2 横浜市内の自転車ポート
画像の拡大

図2 横浜市内の自転車ポート

 図2は、横浜市の自転車シェアリング「横浜コミュニティサイクルbaybike」の自転車ポートだ。自転車シェアリングといって日本人がイメージするのは、この写真のようなものだろう。

 市内何カ所かにある決められた自転車ポートに出向き、設置してあるICカードリーダーに登録したICカードをかざすか、スマートフォン(スマホ)にインストールした専用アプリで受け取った暗証番号をポートに設置してある機器に入力。自転車の施錠を解除し、利用を終えたらまたポートに返却しに行ってクレジットカードなどで料金を支払う、というものだ。

 利用の説明文に「どこで乗り捨ててもOKだからとても便利。借りたのと同じ場所に返却しに行く必要はありません」と書いてあっても、もちろん、ポート以外の場所に乗り捨てるのはNGだ。

 日本人の感覚なら「そんなこと当たり前だろう」と思うだろうが、中国の自転車シェアリングは自宅前、バス停、地下鉄駅、会社の前、交差点などの路上、コンビニの前などなど、どこで乗り捨てても構わない(図3)。

図3 乗り捨てられた自転車。交差点にポツンと置かれているもの、倒れているもの、など返却の仕方はさまざま(上海市内)
画像の拡大

図3 乗り捨てられた自転車。交差点にポツンと置かれているもの、倒れているもの、など返却の仕方はさまざま(上海市内)

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 次へ
共有
保存
印刷
その他

電子版トップテクノロジートップ

日経BPの関連記事

【PR】

Tech Frontline 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

図4 進行案内のAR(拡張現実)表示道路やクルマ、歩行者などに情報を重ねて見せる。2020年以降に本格的な市場導入が始まる見込みだ。図はデンソーの場合

ARで進行案内も、フロントガラス情報表示で陣取り合戦 [有料会員限定]

 車両の速度や進行案内などの情報を、運転者の前方2mほど先に浮かんでいるように見せるHUD(ヘッド・アップ・ディスプレー)。運転中の視線移動を減らすことができるため、安全性を高められると普及が進む車載…続き (5/30)

写真1 ロシアのスタピノで、3Dプリンターを現地に設置して建設した住宅(写真: apiscor)

3Dプリンターで「100万円住宅」 米ベンチャーが建設 [有料会員限定]

 米国サンフランシスコに拠点を置くアピスコーが、3Dプリンターによるコンクリート住宅の現場施工を実現した。同社は3Dプリンターによる建設技術を開発するベンチャー企業で、住宅はロシアのスタピノに建設され…続き (5/29)

楽天がパ・リーグ首位を快走している(写真は銀次選手、Koboパーク宮城)=共同

共同

楽天が本格導入、プロ選手は「VR」に何を求めたか

北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手の代名詞となった「時速165kmの剛速球」。このボールは、大谷選手の手を離れてからホームベースに到達するまでに0.4秒もかからない。並外れた対応力を持つプロ野球選手であっても、…続き (5/26)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

日経産業新聞 ピックアップ2017年5月30日付

2017年5月30日付

・システムの変更、簡単に履歴追跡 SCSKがツール、不具合原因、早期に発見
・脂肪肝、新標的で治療 独ベーリンガーが神戸大と、原因たんぱく質を特定
・ムーンスター、靴の廃材、9割を再生 福岡・久留米工場、地元企業と連携
・IHI、ターボ生産に60億円投資 燃費規制で需要増
・アイル、SEの負担軽減、残業ゼロ目指す…続き

日経産業新聞 購読のお申し込み
日経産業新聞 mobile

[PR]

関連媒体サイト