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喜怒哀楽 ありのままに 球場包むラテンの空気

2017/3/17 2:30
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 一瞬の隙さえ与えまいと覚悟を決めてベンチで構える小久保監督や、適時打を放っても塁上で表情を一切崩さない筒香を見てきたからか、米国に来て感情をそのまま出す選手の姿が新鮮に映る。14日の2次リーグF組の初戦がプエルトリコとドミニカ共和国だったということもあって、球場全体を包んだラテンの空気が余計にそう思わせたのだろう。

 「男は黙って――」というわけではないが、決戦に向けて緊張感を漂わせながら集中力を高めていく日本とは違い、ウオーミングアップからして陽気だ。鼻歌を口ずさみ、仲間とじゃれ合う。前回大会決勝の再現という屈指の好カードなのに、息が詰まるような雰囲気はみじんも感じられなかった。

 それは試合中も貫かれていて、プエルトリコの右翼手・ロサリオがレーザービームで犠飛を阻止したときにはベンチが総出でお出迎え。お尻をぶつけて喜びを分かち合っていた。ドミニカのWBCでの連勝を11で止めると、中堅方向にあるブルペンから救援陣がプエルトリコの旗を持ってチームの輪へ。そのはしゃぎっぷりはまるで優勝したかのようだ。

 ファンも誰かに促されるでもなく、意のままに声援を送り、一塁側、三塁側が競い合うように手拍子して選手を鼓舞する。時にはファウルボールをつかみ損ねた観客にさえ軽いブーイングもするから面白い。

 観客は約1万6千人と空席が目立ったが、カリブ地域の野球への情熱は伝わってきた。「これがWBC。4年ごとに国のためにプレーする機会がある。楽しんでいるだけなんだ」とプエルトリコのロドリゲス監督。国をかけた負けられない戦いである一方で、野球とは本来わくわくするものだろ、といわれている気がした。

(渡辺岳史)

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