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[FT]インドの大気汚染は中国以上に深刻

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2017/2/15 15:31
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■裁判所が花火を禁止

 インドで最も汚染が深刻なのは、首都で国内最大の都市ニューデリーであることがしばしばだ。気象条件や急速に普及する自動車、そして近くにある重工業施設と汚染の条件がそろっているからだ。ニューデリーにある科学環境センターが調査したところ、市内のバダルプール石炭火力発電所が国内で最もひどい汚染源の一つだった。

 16年10月には、ヒンドゥー教の大祭「ディワリ」の後、ニューデリーに数日間煙が立ちこめて大気汚染が急激に悪化。ついに裁判所が花火を禁止する事態になった。

 WHOの統計によると、ニューデリーの11年~15年の汚染濃度は、世界のどの巨大都市をも上回って最悪となり、その水準は北京の倍以上だった。

 専門家は、北京では大気汚染が公衆衛生上の緊急事態として扱われていることが汚染改善の一因だと指摘する。PM2.5の量が少なくとも3日間高止まりすると予想されれば、政府は車の通行を規制し、学校や工場を一部閉鎖できる。

 ニューデリーの汚染対策は北京よりも徹底していない。デリー首都圏(州に相当)のアルビンド・ケジリワル州首相は16年11月、学校を3日間閉校し、建設・解体作業を5日間見合わせ、バダルプール火力発電所の操業を10日間停止するよう命じた。しかし、16年1月に実施した車のナンバープレートが奇数か偶数かによって通行できる日を規制するという策はとっていない。その後の調査では、この「奇数・偶数政策」がPM2.5濃度の上昇抑制につながったことがわかっている。

By Kiran Stacey(2017年2月15日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

(c) The Financial Times Limited 2017. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.

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