Financial Times

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

[FT]トランプ氏のロシア疑惑を知る5つのポイント

(1/2ページ)
2017/1/12 14:45
保存
印刷
その他

Financial Times

 ドナルド・トランプ氏の報道がハリウッド映画よりも奇妙でどぎつくなった段階は、とうに通り過ぎた。1月10日には、あぜんとするような新たな展開がもたらされた。米国の情報機関がトランプ氏に対する一連の不利な疑惑について大統領と次期大統領の双方に報告したというニュースが流れたのだ。疑惑が盛り込まれた文書が公開されたため、今や周知の事実となった。

選挙後初めての記者会見を開いたトランプ次期大統領。ロシアが同氏に不利な情報を持っているという報道を強く否定=AP
画像の拡大

選挙後初めての記者会見を開いたトランプ次期大統領。ロシアが同氏に不利な情報を持っているという報道を強く否定=AP

 このニュースを検討する際に念頭に置いておくべき5つのポイントを以下にまとめた。

 1)まず、最も打撃の大きい2つの疑惑がある。トランプ陣営とロシア政府の間に道義に反するやり取りがあったということと、トランプ氏の奇妙な性的行動に関する不名誉な情報をロシア側が握っているということだ。これらの疑惑は何週間も前から(本紙フィナンシャル・タイムズを含む)多くの報道機関の間で出回っていた。だが、これまでは、疑惑が証明されていないために、どこも報道しなかった。

 2)こうした疑惑は真剣に受け止められている。トランプ氏はすでにこの話を偽ニュース、政治的な魔女狩りとして一蹴している。定評のあるメディアが一社たりとも裏付けを取れなかったという事実も、一連の疑惑の信ぴょう性を損なう。

 その一方で、秀逸なブログサイト「ローフェア」が指摘したように「情報機関が少なくとも一定の信ぴょう性があるとみていない情報について、大統領と次期大統領が説明を受けることはない」。一部の疑惑はすでに破綻しているように見えることにも留意すべきだ。トランプ氏の弁護士で、プラハでロシア人工作員と会ったとされているマイケル・コーエン氏は、生まれてこの方プラハを訪れたことはないとツイートした。

 3)話の大きな流れが重要だ。こうした疑惑が潜在的に大きな打撃をもたらすのは、より大きな話の枠組みにしっくりはまるからだ。

 政治アナリストらは何カ月も前から、なぜトランプ氏がこれほどの親ロシア派なのか、頭を悩ませてきた。最近では、次期大統領がなぜ選挙中のロシアのハッキング疑惑についてこれほど否定的なのかについて臆測が飛び交った。ただ単に、トランプ氏が自分の大統領選出の正統性に疑問を投げかけるものを何でも嫌うというのが一番明確な説明になる。だが、ロシアの情報機関がトランプ氏について、不利な「コンプラマート(ロシア語で不名誉な材料のこと)」を握っているという説もかねて存在していた。

  • 前へ
  • 1ページ
  • 2ページ
  • 次へ
保存
印刷
その他

電子版トップビジネスリーダートップ

トランプ氏の会見要旨

【PR】

Financial Times 一覧

フォローする

Myニュース

有料会員の方のみご利用になれます。
気になる連載・コラムをフォローすれば、
「Myニュース」でまとめよみができます。

ジャカルタのスーパーで販売されているユニリーバの歯磨き粉。同社は新興国での売上高が全体の半分以上を占める=ロイター

ロイター

[FT]買収拒んだユニリーバ、無策が最善(社説)

 何もするな──そこに座っていろ。古いジョークで禅の「公案」にもなりそうだが、おろそかにはできない。動かないことが得策の場合でも、絶えず行動を取るよう求める圧力にさらされる上場企業の取締役会には、特に…続き (2/27)

中国の製造業の賃金はギリシャやポルトガルの水準に迫る勢いで伸びている=ロイター

ロイター

[FT]中国製造業の賃金、過去10年で3倍に

 中国は、過去10年間ですさまじい成長を遂げ、製造業の賃金が3倍になった。平均賃金はブラジルやメキシコなどの国々を追い抜き、ギリシャやポルトガルに迫る勢いだ。
 英調査会社ユーロモニター・インターナショ…続き (2/27)

イラスト James Ferguson /Financial Times

[FT]崩れゆく民主的価値観 漂う独裁への誘惑

 ベルリンの壁崩壊後、「民主化の波」が起きた。政治的自由の伝統的な牙城である西欧と米国から、ポーランドや南アフリカ、インドネシアといった大きく異なる国々が相次ぎ民主化を遂げた。
 ところが、このプロセス…続き (2/26)

新着記事一覧

最近の記事

【PR】

今週の予定 (日付クリックでスケジュール表示)

<2/27の予定>
  • 【国内】
  • 九恒自販連会長が記者会見(11:00)
  • 2月のQUICK債券月次調査(11:00)
  • 1月の外食売上高(日本フードサービス協会、14:00)
  • 三村日商会頭が記者会見(13:30)
  • 清田日本取引所CEOが記者会見(15:30)
  • 1月の自動車各社の生産・販売実績
  • 【海外】
  • 1月の米耐久財受注額(22:30)
  • 1月の米仮契約住宅販売指数(28日0:00)
  • 台湾市場が休場
  • (注)時間は日本時間

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

<2/28の予定>
  • 【国内】
  • 閣議
  • 1月の鉱工業生産速報(経産省、8:50)
  • 1月の商業動態速報(経産省、8:50)
  • 2年物国債の入札(財務省、10:30)
  • 1月の建設機械出荷額(日本建設機械工業会、12:00)
  • 小林経済同友会代表幹事の会見(13:00)
  • 1月の自動車生産・輸出実績(自工会、13:00)
  • 1月の住宅着工戸数(国交省、14:00)
  • 2月の為替介入実績(財務省、19:00)
  • 【海外】
  • 1月の米仮契約住宅販売指数(0:00)
  • 16年10~12月期のインドの国内総生産(GDP)
  • 2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値(19:00)
  • 16年10~12月期の米実質GDP改定値(22:30)
  • 16年12月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(23:00)
  • 2月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI、23:45)
  • 2月の米消費者信頼感指数(1日0:00)
  • トランプ米大統領が議会演説(1日11:00)
  • 台湾市場が休場
  • (注)時間は日本時間

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

<3/1の予定>
  • QUICKコンセンサスDI(2月末時点、8:30)
  • 16年10~12月期の法人企業統計(財務省、8:50)
  • 16年10~12月期の豪GDP(9:30)
  • 2月の中国製造業PMI(10:00)
  • 2月の中国非製造業PMI(10:00)
  • 佐藤日銀審議委員が金融経済懇談会であいさつ(徳島市、10:30)
  • 2月の財新中国製造業PMI(10:45)
  • 佐藤日銀審議委員が記者会見(徳島市、14:00)
  • 2月の新車販売(自販連、14:00)
  • 2月の軽自動車販売(全経協、14:00)
  • 2月のインドネシア消費者物価指数(CPI)
  • 韓国市場が休場
  • 2月の独失業率(17:55)
  • 1月のユーロ圏失業率(19:00)
  • 2月の独CPI速報値
  • 2月の米新車販売台数
  • 1月の米個人所得(22:30)
  • 1月の米個人消費支出(PCE)
  • 2月のISM製造業景況感指数
  • 1月の米建設支出(2日0:00)
  • カナダ中銀が政策金利を発表(2日0:00)
  • 地区連銀経済報告(ベージュブック)(2日4:00)
  • (注)時間は日本時間

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

<3/2の予定>
  • 対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)
  • 2月のマネタリーベース(日銀、8:50)
  • 1月の豪住宅着工許可件数(9:30)
  • 1月の豪貿易収支(9:30)
  • 3カ月物国債の入札(財務省、10:20)
  • 10年物国債の入札(財務省、10:30)
  • 2月の財政資金対民間収支(財務省、15:00)
  • ファストリが2月の国内ユニクロ売上高を発表(15:00過ぎ)
  • マレーシア中央銀行が政策金利を発表
  • (注)時間は日本時間

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

<3/3の予定>
  • 閣議
  • 1月の全国・2月の都区部CPI(総務省、8:30)
  • 1月の家計調査(総務省、8:30)
  • 1月の完全失業率(総務省、8:30)
  • 1月の有効求人倍率(厚労省、8:30)
  • 3月の当座預金増減要因見込み(日銀、8:50)
  • 2月の財新中国非製造業PMI(10:45)
  • 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が16年10~12月期の運用実績を公表
  • 1月のユーロ圏小売売上高(19:00)
  • 2月のISM非製造業景況感指数(4日0:00)
  • イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長があいさつ(4日2:00)
  • フィッシャーFRB副議長が講演(4日3:00)
  • (注)時間は日本時間

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

[PR]