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日本ハム・斎藤佑樹、背番号1からの再出発
編集委員 篠山正幸

(1/2ページ)
2017/1/10 6:30
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 日本ハム・斎藤佑樹(28)がプロ入りしてから6年が過ぎた。大卒選手としてはもう、十分長い目でみてもらったといえる。結果次第では進退すらかかってくる今季「18」から「1」への背番号変更を機に、輝きを取り戻せるかどうか。

自主トレでキャッチボールをする斎藤。肩の不安は感じさせない

自主トレでキャッチボールをする斎藤。肩の不安は感じさせない

 1月5日、2軍の拠点「ファイターズタウン」(千葉県鎌ケ谷市)で、自主トレを公開した斎藤の顔には達観したような穏やかな表情が浮かんでいた。

「もう体はほぼできている」

 「(オフの間も)キャッチボールはずっとやっていた。もう体はほぼできている。あとは2月1日のキャンプでスタートダッシュできるように肩の状態をつくること」

 「今年こそは」の決意の一方、焦る感じがないのはここ数年でもおそらく一番というくらい、肩の状態がいいからだろう。

 2011年の入団以来の勝ち星は6勝(6敗)、5勝(8敗)、0勝(1敗)、2勝(1敗)、1勝(3敗)、0勝(1敗)。3年目以降の落ち込みは肩を故障したことが主な原因。高校、大学とスター街道に乗って投げまくってきた投手にありがちな、実年齢を上回る“肩年齢”の加齢が原因だったともいえるだろう。この壁を越えることは難しく、結局プロでは輝いていた時分の投球を取り戻せなかった、という投手が少なくない。

 故障で1試合の登板に終わり、地獄をみたと話したのが13年。その最悪期からすれば、今は百パーセントとはいわないまでも、自由に腕が振れる分だけ光がさしている。フォームを微修正するなど、いろいろなことを試せていることも、状態の良さのあかしだろう。

 試行錯誤するなかで、あえて過去のいいときのビデオもみている。「元の自分」に何かを求めることは、幻影を追うようなもので、危険でもあろうが、あえて栄光の過去とも向き合っている。

 「いろんなフォームの動画をみたし、自分の過去のフォームもみた。やっぱり結果とかそういうのをみると、高校生とか、大学1、2年のころがいいのかなというのはある」

 もちろん、今の体がかつての肉体と別物であることは百も承知だ。「(体は)やっぱり今の体なので、(過去のフォームのいいところを)うまく取り入れるようにしている。自分の今の体の状況で、なにがベストか考えている」と話す。

 その成果は頭の位置などの修正につながっているという。

元に戻りつつある肩の可動域

 故障の影響で狭まっていた肩の可動域も元に戻りつつある。胸郭を広げたり、肩甲骨の動きを滑らかにしたりするトレーニングをとり入れた。

 上半身の可動域が狭まることにより、下半身の動きにも制約が生まれていたという。そのためにフォームにゆとりがなかった。それが解消されることによって、上半身と下半身が連動しやすく、リリースのタイミングが合うようになってきたという。打撃でいえばミートポイントが広がったという感じだろうか。「可動域が広がるとタイミングもちゃんと合うようになるし、それだけ指にかかるボールが増えてくる」

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