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直球にこだわり 5球団競合の田中が示した覚悟

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2016/10/25 6:30
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 20日に開かれたプロ野球ドラフト会議で5球団競合の末、ソフトバンクが交渉権を引き当てたのが創価大の田中正義投手だ。昨年、プロの若手をきりきり舞いさせた最速156キロの本格派右腕は「12球団が競合する」とまでいわれた逸材。指名後の取材で田中は直球へのこだわりを口にし、同大野球部の岸雅司監督は教え子の素顔や魅力を語った。

5球団が1位指名で競合し、ソフトバンクの工藤監督が田中を引き当てた(左から2人目)=共同

5球団が1位指名で競合し、ソフトバンクの工藤監督が田中を引き当てた(左から2人目)=共同

 ドラフト1位の指名選手は下位球団から発表された。7チーム目のロッテで初めて名前を呼ばれると、会見場に集まった一般学生ら1300人から大歓声が沸いた。両リーグ1、2位のラスト4球団はすべて田中を指名。ソフトバンクの工藤公康監督が当たりくじを掲げると、硬かった主役の表情が笑顔に変わった。

「評価に値する選手にならなければ」

 田中「思ったよりも緊張したが無事に決まってよかった。小さいころからの夢が実現した。ソフトバンクは行きたかった球団の一つ。良い球団に指名してもらえた。5球団は予想以上だった。朝、寮に届いたスポーツ新聞の1面に自分の名前が載っているのが目に入り、こんな選手じゃないのにと思った。評価に値する選手にならないといけない。田中が投げるから球場に行こうよと言ってもらえるような、いなかったら心細さや物足りなさを感じさせるような投手になりたい。(エースを)目指してやっていきたい」

 「指名は5球団前後だろうと思っていたが、ドラフトは怖い。気が気でなかった。指名を受けた数よりも顔ぶれがいい。今季の優勝チームをはじめ、今の球界を引っ張る5球団に来ていただいて光栄だ」

 昨年、大学日本代表の一員としてプロと対戦。伸びのある豪速球を軸に7者連続を含む8三振を奪い、4回をパーフェクトに封じた。球速はコンスタントに150キロを超え、160キロの可能性も感じさせる。目標の球速は「秘密」というが、速球には強いこだわりがある。

最速156キロの本格派右腕の田中は大学で投手に再転向した=共同

最速156キロの本格派右腕の田中は大学で投手に再転向した=共同

 田中「自分自身、ボールが強い投手、本格派が好きだった。自分で自分を好きになれるような投手になりたい。ダルビッシュさん(レンジャーズ)はすべての球種で次元が違うが、西武時代から涌井さん(現ロッテ)のストレートはすごいなあと思って見ていた。ソフトバンクではバンデンハーク、サファテの直球がすごい」

 「先輩の小川(泰弘、ヤクルト)と比べてもエンジンが違う。正義は外車。指にかかった球はスピード表示以上に手元でぐっと伸びてくる。スピードガンは初速を測るが、大事なのは打者の手元。150キロを投げる投手はたくさんいるが、力んで出したのではダメ。プロはナイターが多く、さらに球が速く見えるはずだ。空振りを取れる投手になってほしい」

 一時は「12球団競合か」とまでいわれた。志願して主将も務めたドラフトイヤーだったが、春先に右肩の炎症を発症した。昨年から続く連続無失点は56イニングで終わり、4月の共栄大戦では二回で降板した。当初は爪が割れたのが原因とされたが、春季リーグ戦は2試合の登板に終わり、チームも優勝を逃した。夏には右脚の軽い肉離れもあった。秋のリーグ戦では復調を印象づけたが、防御率0.00で6勝を挙げた昨年秋に比べると物足りなさが残るのも事実だ。

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