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検証、熊本地震で食器1つ落ちなかった住宅

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2016/10/18 6:30
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 Aさんは制振システムを採用したことについて、こう振り返る。「制振システムがあったことで、大地震後でも安心して住み続けられる。もしなかったら、見た目は大丈夫そうでも、耐震性能に不安が残り恐くて住み続けられない。ローンを組んで新築するのに、大地震後に恐くて住めないような家は嫌だ」

■評価基準の整備が課題

 大地震後でも住まい手に安心感を与える効果が強いことが分かった制振システム。だが、本格的に普及するためにはいくつか課題がある。なかでも大きな課題となっているのが、制振システムを横並びにして評価する基準がないことだ。

 各メーカーで評価手法はバラバラ。これが制振システムの良しあしを分かりにくくする要因の一つとなっている。そのため、「市販されている製品の中には粗悪品もある」と指摘する識者も少なくない。

 「制振システムを採用したのに、大地震で家が倒壊してしまった…」ということにならないように、製品選びは慎重に行いたい。

(日経ホームビルダー 安井功)

【参考】日経BP社は2016年8月24日、書籍「なぜ新耐震住宅は倒れたか 変わる家づくりの常識」を発行した。熊本地震が突き付けた戸建ての死角。問題がないはずの新耐震住宅が多数倒壊した。被災住宅の現地調査と図面分析から、倒壊の原因と対策を読み解く。

なぜ新耐震住宅は倒れたか 変わる家づくりの常識

著者 :日経ホームビルダー
出版 : 日経BP社
価格 : 2,592円 (税込み)


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