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「コウヘイは伝説」 偉業の内村に世界が賛辞

(2/2ページ)
2016/8/11 12:01
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 「2009年の世界選手権から個人総合は勝ち続けてきたけど、今回ほど負けるんじゃないかと思った試合はない」。こう振り返った内村だが、その表情はうれしそうでもあった。勝てたことだけが理由ではないだろう。内村とベルニャエフは6種目合計で92点を超え、6位までの選手が90点を超えた。極めてハイレベルな試合で「見ている人たちにはかなり面白い内容を見せられたんじゃないか。体操の面白さや難しさを伝えられたと思う」と笑った。

内村(中央)に対し「彼はみんなのお手本」との声。ともに表彰台の2人の言葉には敬意があふれていた=共同

内村(中央)に対し「彼はみんなのお手本」との声。ともに表彰台の2人の言葉には敬意があふれていた=共同

 もちろん、その中心にいたのはこの数年、「キング・オブ・ジムナスト」の称号をほしいままにしてきた内村だ。ともに表彰台に立った2人のメダリストの言葉も内村に対する敬意に満ちあふれていた。

 「彼はみんなにとってのお手本。何年にもわたって見てきたが、彼のスコアはおどろくべきもの。最後の鉄棒は言葉がない。あえて言うならクレージーという言葉しか思いつかない」(3位のマックス・ウィットロック=英国)

 「コウヘイは伝説だ。若い選手はみんな彼を夢見ている。僕はすいすい演技していると思っているかもしれないけど、とんでもない。彼と一緒に試合をできたことが素晴らしい経験になった」(ベルニャエフ)

個人総合連覇は史上4人目の快挙

 男子個人総合の連覇は史上4人目の快挙となった。アテネ五輪後に10点満点ルールが廃止され、演技の高難度化が進んだ体操界。スペシャリストに特化する選手が世界で増えるなかで、内村は「6種目やってこそ体操」という日本の伝統を守り続けてきた。その上で世界選手権6連覇、五輪2連覇という偉業を達成した。世界からの評価も極めて高い。記者会見では海外メディアからこんな質問が飛んだ。

 「マイケル・フェルプス、ウサイン・ボルトという偉大なスポーツマンと比較されるのはどんな気分か」

鉄棒の演技を終えた内村。五輪個人総合連覇は史上4人目の快挙となった=共同

鉄棒の演技を終えた内村。五輪個人総合連覇は史上4人目の快挙となった=共同

 体操は陸上、水泳と並ぶ五輪の花形競技である。国際オリンピック委員会(IOC)から各競技の国際競技連盟に配分される分配金でも、体操は陸上、水泳と並んで最も多い。それだけ人気が高く、収入面での貢献が高いと評価されている。そのスポーツの顔である内村は今や、リオで3大会連続の短距離3冠を目指すボルトや史上最多の五輪金メダルを持つフェルプスと並ぶ存在と見られているのだ。

 内村ははにかんだ表情でこう答えた。

 「まだまだ体操というものが自分の中ではそこまで有名でないのかなと思っている。フェルプス選手とボルト選手は世界中、誰もが知っているけど、内村航平って誰だってなると思う。でも五輪で2連覇して、団体でもきょうの個人総合でかなり白熱した戦いを世界中の皆さんに見せられた。この日をきっかけにボルト選手やフェルプス選手に負けないような、僕の名前ではなく、体操というものを広めていきたい」

 金メダルという結果に好内容の演技、そして観客を喜ばせる名勝負。文字通り、全てをかなえた夜になった。

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