デフ五輪、メダル過去最高 国内外の浸透にも手応え

2017/7/31 14:10
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 トルコ・サムスン市で30日まで開催された聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」で、日本選手団は金メダル6個、銀メダル9個、銅メダル12個の計27個を獲得、過去最高(21個)だった前回ブルガリア大会を上回る活躍を見せた。メダルラッシュとなった水泳の選手は帰国し、「国内外で大会の認知度が上がってきた」と手応えを口にした。

 今大会では、水泳の藤原慧選手(21)が400メートル自由形など3種目を制覇。バレーボール女子が16年ぶりの優勝を決め、陸上男子の2種目を含めて計6つの金メダルを取った。

 水泳選手団は29日夜に成田空港に到着。藤原選手は「みんなが楽しく泳げている姿をみて、自分も気楽に挑めたことが結果につながった」と笑顔をみせた。

 100メートル背泳ぎの銀など7個のメダルを取った金持義和選手(23)は「出身地の佐賀県の方々から応援をもらった」。銅メダルを得たリレーメンバーで、静岡県の高校1年生、津田悠太選手(16)は「すごい選手ばかりで圧倒されたが自分の泳ぎはできた」と胸を張った。男女混合リレーの藤川彩夏選手(22)と久保南選手(20)も誇らしげに銅メダルを掲げた。

 五輪やパラリンピックに比べ、日本では知名度が劣るデフリンピック。国内の窓口となっている全日本ろうあ連盟は競技力の向上とともに国内の啓発活動に力を入れてきた。

 大会中は現地から選手のインタビューを頻繁に動画配信。ホームページに掲載した競技写真の転載申請を簡略化し、国内でも報じられる機会が多くなった。藤原選手は「現地でもスマートフォンで自分たちの記事をみて励みになった」と語る。

 水泳200メートル個人メドレーの銀など、3大会連続でメダルを獲得した茨隆太郎選手(23)は「トルコでは大会前から多くのボランティアが国際手話を学ぶなど、国をあげての支援がされていた。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、日本でも、さらに障害者スポーツの普及につながればうれしい」と話す。

 デフリンピックの次回夏季大会は21年に開催される予定だが、開催地はまだ決まっていない。〔共同〕

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