政府、低高度に地球観測衛星 17年度中に試験機打ち上げ

2017/7/16 22:36
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 政府は、地球表面すれすれを飛ぶ新型衛星の試験機を2017年度に打ち上げる。地球観測衛星は多くが高度600~800キロメートルだが、高度180~300キロメートルの極めて低い軌道に投入する。地球に近づき、鮮明な画像が撮れる。通常の地球観測や被災地の調査に活用できるほか、安全保障目的に使えるとの見方も出ている。

 超低高度軌道はあまりに地上に近く、衛星の軌道としては使われてこなかった。ふつうの宇宙空間よりも多くの大気が残り、空気抵抗が1000倍大きいとされる。飛んでいるうちに少しずつ高度が下がり、何もしないと落ちてしまう。

 このため新型衛星は高効率のイオンエンジンを噴射して高度を保つ。機体も空気抵抗を減らすよう工夫した。

 17年度中に、種子島宇宙センター(鹿児島県)から宇宙航空研究開発機構(JAXA)がH2Aロケットで打ち上げる予定だ。地球表面をなぞるように飛ぶしくみから、JAXAは愛称を「つばめ」に決めた。

 地球にぎりぎりまで近づき、性能が低いセンサーを使っても精度よく撮影できる。機器のコストが安くなり、衛星を手軽に作れるようになる。

 「つばめ」を打ち上げるH2Aロケットには地球観測衛星「しきさい」も相乗りする予定だ。

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