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外食4社が最高益 3~5月最終、客単価が上昇

2017/7/14 22:38
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 主要外食6社の2017年3~5月期決算が14日、出そろった。16年9月~17年5月期のサイゼリヤを含め全社が前年同期に比べ最終増益で、うちドトール・日レスホールディングスなど4社が同期間として最高益だった。値上げや注文点数の増加などで客単価が伸び、人件費の増加を吸収した。ただ来店客数が増えたのは3社にとどまり明暗が分かれた。

 ドトル日レスが14日発表した3~5月期の連結決算は、純利益が前年同期比22%増の20億円だった。07年のドトールコーヒーと日本レストランシステムの経営統合後で最高だった。「星乃珈琲店」やステーキ店など高単価の商品を扱う業態が好調で、客単価が上昇した。新規に16店を出したのも寄与した。

 クリエイト・レストランツ・ホールディングスも最高益だった。海鮮居酒屋「磯丸水産」で注文用のタブレット端末を導入。利便性を高めて注文点数の増加につなげ、客単価が80円ほど上昇した。端末導入で「料理の提供時間も短くなり、顧客の回転率が上がった」(同社)という。

 長崎ちゃんぽん店を展開するリンガーハットは純利益が20%増えた。複数回の値上げを実施しつつも国産野菜を多く使ったメニューで顧客の人気を集め、客単価・客数ともに伸ばした。

 低価格が売りのサイゼリヤも客単価が726円と6円ほど上昇した。税込み299円の「辛味チキン」などが売れ筋で、「ディナーの来店客数が増え、客単価上昇につながっている」(堀埜一成社長)。16年9月~17年5月期の純利益は同期間として7年ぶりに最高となった。

 全社で客単価が上昇した一方、客数では明暗が分かれた。3~5月期はハイデイ日高など3社の既存店客数が増えたが、吉野家ホールディングスなど2社が減った。

 吉野家HDは「豚スタミナ丼」など単価が高めの商品を展開し最終増益を確保したが、客数は5.3%減った。顧客開拓が十分に進まなかった。ハイデ日高が仕事帰りの女性客を取り込んで客数を1.8%伸ばしたのと対照的となった。

 今期の業績見通しは全社が据え置いた。先行きの懸念材料の一つが人件費の上昇だ。3~5月期は吸収できたものの、今後も増加が見込まれ利益を圧迫しかねない。為替の円安進行も懸念要因で、原材料の輸入コストの上昇につながる。

 客単価上昇に頼るのには限界があり、客数を伸ばすのが不可欠だ。メニューや業態などで他社との違いをどれだけ打ち出せるかがカギを握る。

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