豊洲汚染の対策工事、最長1年10カ月 専門家会議

2017/5/18 23:59
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 東京都の豊洲市場の土壌汚染対策を検討する専門家会議は18日、追加の安全対策案を公表した。汚染物質を封じ込める工事や地下水浄化設備の増強で、安全性を確保できるとの見通しを示した。ただ、工事は最長で1年10カ月かかる見通し。工期によっては、小池百合子知事が「(早ければ)2017年冬~18年春」と示す移転時期のメドが変わる可能性もある。

 都による4月の調査で、敷地内の地下水から環境基準の最大100倍のベンゼンを検出したことも公表された。専門家会議の平田健正座長(放送大学和歌山学習センター所長)は「現状では環境基準が達成できていない。(追加対策後も)達成には非常に時間がかかる」と述べた。

 都の担当者らの説明中に、傍聴していた築地市場の業者らが「汚染除去の約束が守られていない」などと相次ぎ抗議。説明は打ち切りになった。

 対策案は早ければ6月に開く次回会合で議論する。その後に専門家会議が報告書としてまとめ、知事が移転の可否の判断材料の一つとする。

 専門家会議は地下空間を換気したうえで、2つの工法を提言した。1つはシートを床に敷設するもので、工事費と維持管理費で85億~95億円、工期は1年10カ月。もう1つはコンクリートを敷設するもので費用40億~50億円、工期8カ月と見込む。

 シートは外国製の特殊なもので費用も工期もかかるが、コンクリートに比べ汚染物質を通しにくいという。

 既存の地下水管理システムの強化も求めた。地下水の水位を下げるほか、ベンゼンなどの汚染物質を浄化するもので、ポンプ追加などの工事に20億~25億円必要としている。

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