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青森空港、中国定期便就航へ 韓国便も機材大型化 訪日客増

2017/4/21 7:01
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 青森空港と中国・天津を結ぶ定期便が近く就航する見通しになった。中国の奥凱航空(北京市)が同路線開設を国土交通省に申請した。実現すれば青森空港初の中国定期便となる。同空港唯一の国際線のソウル線は利用が好調で、大韓航空は6月まで使用機材を大型化する。青森県の2016年の外国人延べ宿泊者数は前年比32%増えた。青森空港の国際化進展で外国人観光客の増加に一段と弾みがつきそうだ。

 青森県によると、奥凱航空は青森―天津線の週2往復の運航を3月14日に国交省に申請し受理された。中国国内の手続きは既に終えているという。

 奥凱航空は昨秋、青森―天津線の運航を中国当局に申請した。だが手続きに時間がかかるため、先行して今年1月16日から3月25日までチャーター便を計74便運航。搭乗率が86%と好調だったことが定期便化を後押ししたとみられる。

 青森県の三村申吾知事は5日の記者会見で「チャーター便成功は定期便化への大きな弾みだ。早期就航をめざし、航空会社や旅行会社と調整を続け、県内市町村や関係団体とも受け入れ準備を加速している」と話した。

 青森県の外国人訪日観光が好調なのは、昨年3月に北海道新幹線が開業し、もともと外国人に人気の高い北海道とセットで観光できる青森に注目が集まったことがある。奥凱航空のチャーター便はすべて北海道と青森を周遊するツアーだった。函館を訪れた外国人が新幹線やフェリーで青森に南下するケースも多く見られた。

 大韓航空は週3往復運航している青森―ソウル線の機体を需要増に対応して大型化する。従来は座席数159席だったが、4月12~30日と5月21日~6月30日の計27便を276席(一部248席または218席)の機体に変更する。同路線の16年の利用客数は前年比20%増の3万3768人、搭乗率は75.0%と約10ポイント上昇した。好調な搭乗率を受け、大型化で一層の乗客増を目指す。

【東北の空港、国際化で明暗】

 東北の空港で国際定期便が就航しているのは現在、青森のほかは仙台だけだ。仙台空港の2016年度旅客数は国内線は前年度比微減だったが、国際線は40%増の22万4550人と大きく伸びた。

 仙台空港は16年7月の民営化前後から、格安航空会社(LCC)を中心に路線誘致を進めてきた。その結果、台湾のLCCが新規就航。現在は北京(上海経由)、ソウル、台北、グアムの4路線で週17往復に上る。民営化前は週10往復だった。

 同空港では国内LCCのピーチ・アビエーションが今夏に台北線を就航させる構想もある。同空港はLCCの増加などに対応し、旅客搭乗設備を増設する計画で、東北のハブ空港化を着々と進めている。

 一方、秋田空港は01年に就航したソウル線が15年12月から運休中だ。秋田県は「今冬季の再開をめざしたい」(観光振興課)としているが、見通しは立っていない。福島空港も1999年に就航した上海線、ソウル線が東日本大震災以降、運休。福島県は運航再開を継続的に働きかけているが「原発事故で運航再開は極めて厳しい」(空港交流課)状況だ。

 山形空港と花巻空港は過去に国際定期便が就航したことはなく、まずは地道にチャーター便で実績を重ねる方針だ。

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